神経細胞の酸化的損傷のマーカー及びその利用

開放特許情報番号
L2008003614
開放特許情報登録日
2008/7/18
最新更新日
2020/10/21

基本情報

出願番号 特願2005-295049
出願日 2005/10/7
出願人 国立大学法人名古屋大学
公開番号 特開2007-099737
公開日 2007/4/19
登録番号 特許第4940424号
特許権者 国立大学法人東海国立大学機構
発明の名称 神経細胞の酸化的損傷のマーカー及びその利用
技術分野 その他
機能 材料・素材の製造、検査・検出
適用製品 神経細胞の酸化的損傷のマーカー
目的 ドコサヘキサエン酸(DHA)やアラキドン酸(AA)などの高度不飽和脂肪酸から生成する脂質ヒドロペルオキシドによる神経細胞の酸化的損傷を検出するのに適したマーカー、マーカーを利用した損傷の測定方法、マーカーに特異的な抗体及びマーカーを利用したスクリーニング方法を提供する。
効果 このマーカー化合物は、神経細胞の酸化的損傷に関連する研究用途、検査用途、診断用途、有用な薬剤や食品などのスクリーニング用途に用いることができる。この測定キットによれば、被験試料中のマーカー化合物を測定することで被験試料の採取部位又は採取個体における神経細胞の酸化的損傷及びその程度を検出することができる。
技術概要
式(図1)で表される、神経細胞における酸化的損傷マーカー化合物が提供される。式中、Rは、ヘキサノイル基、グルタロイル基、プロパノイル基又はスクシニル基を表す。このマーカー化合物においては、式中、Rは、ヘキサノイル基又はグルタロイル基で表すことができ、また、式中、Rは、プロパノイル基又はスクシニル基で表していてもよい。さらに、式中、Rはヘキサノイル基又はプロパノイル基で表されることが好ましい。また、神経細胞における酸化的損傷の検査方法であって、動物から採取される被験試料中の酸化的損傷マーカー化合物の量を測定する工程を備える、検査方法が提供される。また、測定工程における被験試料は、脊髄液又は脳髄液であることが好ましい。また、測定工程は、酸化的損傷マーカー化合物を特異的に認識する抗体を用いる工程であることが好ましい。さらに、測定工程は、ELISA法によって実施することが好ましい。さらに、酸化的損傷マーカー化合物の量を測定する工程と、測定工程の測定結果に基づいて動物の神経細胞の老化程度を判定する工程を備える、検査方法が提供される。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2020 INPIT