出願番号 |
特願2005-379867 |
出願日 |
2005/12/28 |
出願人 |
国立大学法人名古屋大学 |
公開番号 |
特開2007-175023 |
公開日 |
2007/7/12 |
登録番号 |
特許第5760247号 |
特許権者 |
国立大学法人東海国立大学機構 |
発明の名称 |
癌患者の術後の予後又は転移可能性を予測するための組成物及び方法 |
技術分野 |
生活・文化、食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出 |
適用製品 |
癌患者の術後の予後又は転移可能性を予測するための組成物 |
目的 |
癌転移関連遺伝子群をマーカーとして癌患者の術後の予後又は転移可能性をインビトロで予測する方法及び組成物を提供する。また、癌転移関連遺伝子又はその転写産物の阻害又は抑制について、癌転移抑制剤をスクリーニングする方法を提供する。 |
効果 |
癌転移関連遺伝子マーカーを指標とすることによって、癌患者の術後予後及び癌転移の可能性を予測することができるため、患者に対する治療計画の策定、癌に対する治療成績の向上、並びに転移癌による再発の防止と予後の管理のために大いに役立つことが期待できる。さらにまた、培養癌細胞において、マーカーを指標として、その発現を調節する薬剤をスクリーニングすることも可能になり、これによって、癌転移を抑制又は防止する薬剤の開発に導くことができる。 |
技術概要
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癌患者の術後の予後又は転移可能性をインビトロで予測する方法であって、患者由来の生物学的検体中の、配列番号1〜45に示される塩基配列又はその変異配列を含む癌転移関連遺伝子マーカーの少なくとも1つの発現レベル又はその転写若しくは翻訳産物レベルを、マーカーに対応するプローブを用いて測定し、術後の予後がより良い又は転移可能性がより低い患者群と術後の予後がより悪い又は転移可能性がより高い患者群との間の相対的なレベルの差を指標にして、術後の予後又は転移可能性を判定することを含む。この方法では、癌転移関連遺伝子マーカーが、配列番号28〜45に示される塩基配列又はその変異配列からなるとき、患者は、術後の予後がより良い又は転移可能性がより低い患者として識別される。図1はヒト高転移肺癌細胞株LNM35の樹立手順を示す。図2は愛知がんセンターの肺癌50症例データに適用したとき、肺癌患者が、45個の転移関連遺伝子の発現パターンと術後の生存者の割合との相関関係から、2つのグループに大別されることを示す。図2Aは階層的クラスタリング解析の結果を示す。図2Bはカプランマイヤー生存率解析の結果を示す(横軸:月数)。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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