出願番号 |
特願2007-203513 |
出願日 |
2007/8/3 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-054676 |
公開日 |
2008/3/13 |
発明の名称 |
バイオマスからのエタノールの製造方法 |
技術分野 |
有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
糖化酵素を産生する微生物の培養、糖化酵素源による糖化、アルコール発酵プロセス、建設系廃木材、燃料用エタノール |
目的 |
リグノセルロース系バイオマスの糖化(グルコース化)によりバイオマスエタノールを得ることが強く求められており、木質系バイオマスを原料として、バイオマスエタノールを生産する技術が種々開発されているが、エタノール発酵の原料となるグルコースを木質系バイオマスから高純度で得る方法は確立されていないことに鑑み、現在、行われている希硫酸法等の酸による加水分解技術に代わる酵素糖化とアルコール発酵を同一槽で行うことが可能な新しい糖化発酵技術の開発。 |
効果 |
糖化酵素を産生する微生物の培養から、糖化及び発酵プロセスの一部又は全部を同一槽で高効率に実施できるリグノセルロース系バイオマスの新しいエタノール変換プロセスを構築できる。リグノセルロース系バイオマス原料から、エタノール変換プロセスを利用して、高い効率と、低コストでエタノールを生産することが実現できる実用化可能な新規エタノール生産技術を得られる。 |
技術概要
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この技術は、リグノセルロース系バイオマスを原料として、糖化酵素を産生する微生物の培養、糖化及び発酵プロセスの一部又は全部を同一槽で行ってエタノールを製造する方法であって、リグノセルロース系バイオマスを微粉砕処理して微粉末を調製すること、糖化酵素を産生する微生物をセルロース、ヘミセルロース、あるいは糖類を炭素源とする液体培地で培養する、それにより、糖化酵素を誘導・分泌生産させ、糖化酵素を含む培養液を調製すること、得られた培養液を同一槽で、糖化酵素の設定反応条件に合わせて温度調整を行うこと、培養液を用いて設定反応条件で糖化処理を実施すること、得られた糖化液に酵母菌を加えてアルコール発酵を実施することによりエタノールに変換する。糖化酵素を産生する微生物をセルロース等を炭素源とする液体培地で20〜40℃で糖化酵素の設定pH条件に整合させて培養すること、また、糖化酵素の設定反応条件に合わせて、反応温度を40〜60℃の範囲に調整することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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