出願番号 |
特願2008-070278 |
出願日 |
2008/3/18 |
出願人 |
武蔵エンジニアリング株式会社、学校法人早稲田大学 |
公開番号 |
特開2009-221435 |
公開日 |
2009/10/1 |
登録番号 |
特許第4332578号 |
特許権者 |
武蔵エンジニアリング株式会社、学校法人早稲田大学 |
発明の名称 |
有機高分子製品に自己消火性を付与する改質剤およびその使用方法並びに自己消火性を有する有機高分子製品 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
有機高分子製品に自己消火性を付与する改質剤および自己消火性を有する有機高分子製品 |
目的 |
物性を低下させることなく、有機高分子製品に対して簡易且つ低コストで自己消火性を付与することができ、有害ガスが発生の原因とならない、有機高分子製品の改質剤、その使用方法、およびその製品の提供する。 |
効果 |
有機高分子製品固有の物性を低下させることなく、有機高分子製品に対して簡易且つ低コストで自己消火性を付与することが可能となる。また、火災時に有毒ガスを発生するハロゲン化合物などの物質を用いないため、環境に対する負荷は極めて小さい。 |
技術概要 |
吸水性ポリマーの存在下で式:Si(OR)↓4(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を表す。)で表されるケイ素アルコキシドを加水分解重縮合したシロキサン化合物を含む溶液である。このシロキサン化合物は、その↑2↑9Si−NMR測定スペクトルの帰属において、Q↓n(n=0〜4)構造を示すシグナルにおけるQ↓4構造を示すシグナルの面積と、Q↓1、Q↓2、Q↓3構造を示すシグナルの面積の和との比S↓Q↓4/(S↓Q↓1+S↓Q↓2+S↓Q↓3)が0.2以上0.90以下であるコーティング、塗布、含浸または加圧注入することにより木材、ダンボールまたはプラスチック製品に自己消火性を付与する改質剤である。ここでQ↓n構造とは、シリカの構成単位であるSiO↓4四面体単位の酸素原子のうちの架橋酸素原子(2つのSiと結合している酸素原子)の数に応じて決まる化学的構造をいい、Q↓nのnはSiO↓4単位の結合度であり、架橋酸素原子の数である。吸水性ポリマーはポリアクリル酸金属塩部分架橋体を主体とするポリアクリル酸系吸水性ポリマーである。吸水性ポリマーの存在下でケイ素アルコキシドを加水分解重縮合させる際に、さらに無機微粒子を共存させる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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