出願番号 |
特願2008-029718 |
出願日 |
2008/2/8 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-186443 |
公開日 |
2009/8/20 |
登録番号 |
特許第5077886号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
貴金属ナノ粒子複合体からなるSERS用粒子及びその製造方法 |
技術分野 |
その他 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
貴金属ナノ粒子複合体 |
目的 |
貴金属ナノ粒子が特定の距離を保った状態で、検出物質と貴金属ナノ粒子の接近をハイドロキシアパタイトの存在により可能とした貴金属ナノ粒子複合体、また、銀、金又は二つの成分を含む粒子にハイドロキシアパタイトを含む表面増強ラマン散乱(SERS)用粒子、貴金属ナノ粒子複合体の製造方法、及び粒子を含む分散液、を提供する。 |
効果 |
貴金属ナノ粒子にハイドロキシアパタイトを複合化した貴金属ナノ粒子複合体を提供することができる。また、貴金属ナノ粒子複合体は、生体親和性に富み、貴金属粒子の集合状態を適度に保った分散状態を安定して保ち、検出物質を吸着して貴金属ナノ粒子周辺に存在せしめることを可能にする。また、銀、金又はこれらの二つの成分を含む粒子にハイドロキシアパタイトを含むSERS用粒子として有用な貴金属ナノ粒子複合体を提供することができる。 |
技術概要 |
貴金属ナノ粒子を分散させた状態でマトリックスのアパタイト粒子の表面に配置して複合化させた複合体であって、生体親和性を有し、貴金属ナノ粒子の分散状態を安定して保ち、検出物質を吸着して貴金属ナノ粒子周辺に保持する特性を有する貴金属ナノ粒子複合体である。また、貴金属ナノ粒子が、銀、金、又はこれら二成分を含むナノ粒子であり、貴金属ナノ粒子複合体を構成するマトリックスのアパタイトが、ハイドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、クロロアパタイト、燐酸三カルシウム、又は燐酸水素カルシウムであり、貴金属ナノ粒子複合体が、貴金属ナノ粒子を検出物が溶解する媒体中に分散させた粒子分散液である、貴金属ナノ粒子複合体である。また、貴金属ナノ粒子とマトリックスのアパタイト粒子を気相法又は液相法で混合し、これらの二つの成分粒子が接した構造の複合体を作ることにより貴金属ナノ粒子をマトリックスのアパタイト粒子表面に配置して複合化する貴金属ナノ粒子複合体の製造方法である。また、この貴金属ナノ粒子複合体を配合してなり、貴金属ナノ粒子の機能性を安定に有する塗料又は防錆剤である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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