出願番号 |
特願2008-027187 |
出願日 |
2008/2/7 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-184884 |
公開日 |
2009/8/20 |
登録番号 |
特許第5392696号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
コアシェル型酸化コバルト微粒子又はそれを含有する分散液、それらの製造方法及び用途 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
コアシェル型酸化コバルト微粒子又はそれを含有する分散液 |
目的 |
コアシェル型酸化コバルト微粒子であって、その粒径は50〜200nm程度、粒径分布(粒径の標準偏差)が小さく、球状であり、コア部分の二次粒子も球状で大きさが揃っており、液中での分散性が良好であるコアシェル型酸化コバルト微粒子及び酸化コバルト微粒子分散液を提供すること、及び、還流法をこのコンセプトに適用させた、コアシェル型酸化コバルト微粒子及び酸化コバルト微粒子分散液の製造方法及びそれらの用途を提供する。 |
効果 |
粒径が50nmから200nm程度で、球状で、液中での分散性が良好であるコアシェル型酸化コバルト微粒子及びその分散液を提供することができる。また、容易に再分散するコアシェル型酸化コバルト微粒子の乾燥粉体を提供できる。また、任意の分散媒に分散したコアシェル型酸化コバルト微粒子分散液を提供できる。また、高粘度であるコアシェル型酸化コバルト微粒子分散液、すなわち、コアシェル型酸化コバルト微粒子ペーストを提供できる。 |
技術概要
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コアシェル型酸化コバルト微粒子であって、そのコア部分は酸化コバルトの一次粒子が球状に集合した二次粒子であり、その二次粒子の形状は揃っており、その二次粒子表面にシェル部分となる有機高分子の層が存在し、微粒子の粒径の平均が50nmから200nmである、コアシェル型酸化コバルト微粒子である。また、有機高分子の層が、ポリビニルピロリドン(PVP)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、又はポリオールの有機高分子、あるいは該有機高分子が架橋した有機高分子で構成され、その層が、洗浄してもコア部分の二次粒子から分離することがなく、かつ、その層が、10wt%から20wt%の割合で存在し、また、一次粒子径が10から20nmであり、かつ、二次粒子径の変動係数が0.2以下である、コアシェル型酸化コバルト微粒子である。また、このコアシェル型酸化コバルト微粒子粉体が分散媒中に分散したコアシェル型酸化コバルト微粒子分散液である。図1はコアシェル構造の模式図を示す。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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