出願番号 |
特願2007-338662 |
出願日 |
2007/12/28 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-155608 |
公開日 |
2009/7/16 |
登録番号 |
特許第5283058号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
分岐構造を導入したポリアミド4共重合体及びその製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ポリアミド4共重合体 |
目的 |
高分子鎖構造と高分子鎖組成の制御をすることにより、物性(機械的性質、熱的性質)が改質されたポリアミド4共重合体およびその製造方法を提供する。 |
効果 |
ポリアミド4高分子鎖に開始剤由来の特殊構造(分岐構造)と他のモノマー由来の構成単位(ε−カプロラクタム)とを共存させて、高分子鎖構造と高分子鎖組成の制御をすることにより、物性(機械的性質、熱的性質)の改質が可能となる。更に、このポリアミド4共重合体は土壌中や活性汚泥中の微生物により生分解される。 |
技術概要 |
開始剤由来の2分岐以上の分岐構造を有する2−ピロリドンとε−カプロラクタムの共重合体である。2−ピロリドンの重合の際に、塩基性重合触媒および2分岐以上の分岐構造を有する開始剤を使用してε−カプロラクタムとの共重合を行うことにより得られる、開始剤に由来する構造を含む特殊構造を有するポリアミド4共重合体である。2分岐以上の分岐構造を有する開始剤は、2分岐又は3分岐の分岐構造を有する開始剤である。2分岐又は3分岐の分岐構造を有する開始剤は、テレフタロイルクロライド又は1,3,5−ベンゼントリカルボニルトリクロライドである。2−ピロリドンとε−カプロラクタムの配合割合は(2−ピロリドン/ε−カプロラクタム)=(99/1)〜(2−ピロリドン/ε−カプロラクタム)=(1/99)まで任意の割合が可能であり、その割合により得られたポリアミド4共重合体の物性を制御することができる。塩基性重合触媒は、ラクタム類のアニオン重合法で一般的に用いられるアルカリ金属(ナトリウム等)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水素化物(水素化ナトリウム等)、塩基性の有機金属化合物(n−ブチルリチウム等)等を使用できる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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