X線治療用増感剤

開放特許情報番号
L2008002659
開放特許情報登録日
2008/6/6
最新更新日
2015/9/18

基本情報

出願番号 特願2007-333562
出願日 2007/12/26
出願人 独立行政法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2009-155239
公開日 2009/7/16
登録番号 特許第5182858号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 X線治療用増感剤
技術分野 化学・薬品
機能 検査・検出、安全・福祉対策
適用製品 X線治療用増感剤
目的 X線を照射して腫瘍等の患部の標的細胞を治療する際に、深部にある患部にも適用することが可能で、X線のエネルギーを効率よく標的細胞に伝達して標的細胞を損傷し、しかも周囲の正常細胞の損傷を低減することのできる低被曝、低侵襲のX線治療用の増感剤を提供する。
効果 ポルフィリン環内に遷移金属イオンを含まないために、X線を照射しない条件下での細胞損傷を抑制することができる。また、側鎖にベンゼン環等の有機化合物を含まない動植物の生体由来のポルフィリン誘導体であるために、細胞内への取り込みが容易となる。
技術概要
プロトポルフィリン、プロトポルフィリンナトリウム、ヘマトポルフィリン及び5−アミノレヴリン酸から選択された化合物を有効成分として含有するX線治療用増感剤である。これらの化合物を夫々、式1〜式3、及び式4:H↓2NCH↓2COCH↓2CH↓2COOHに示す。5−アミノレヴリン酸(ALA)自体は光感受性を有さないが、生体内投与後に腫瘍内に選択的にプロトポルフィリンIX(PpIX)が生成され、PpIXの吸収波長で同様にX線治療用増感剤としての作用を有するものである。現在PDTで臨床応用されているレザフィリン、フォトフィリンもポルフィリン骨格を基本構造として持ちながら、その周囲にベンゼン環を持たない構造であるため、細胞毒性が低く、X線によって増感作用を発揮する。このX線治療用増感剤は、200keV以下の低エネルギーX線、望ましくは1〜100keV程度のX線エネルギーで、10Gy以下の吸収線量で増感効果を発現する。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 治療用X線発生装置(200keV以上)よりもX線エネルギーの低い、診断用X線装置(200keV以下)の領域で、かつ、従来の治療被曝量(50〜70Gy)より低い低線量域(10Gy以下)で増感作用を発現する。
改善効果2 吸収したX線エネルギーを酸化還元反応に変換して、活性酸素種又はフリーラジカルを発生させることにより、X線照射量に応じて治療の強度を制御できるため、低被曝の治療に有効である。
改善効果3 生体適合性があって腫瘍に選択的に取りこまれるポルフィリンを用いることにより、遠達力のあるX線照射によって大きな腫瘍、深部の腫瘍の治療が可能となる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2018 INPIT