出願番号 |
特願2006-330017 |
出願日 |
2006/12/6 |
出願人 |
国立大学法人宇都宮大学 |
公開番号 |
特開2008-056651 |
公開日 |
2008/3/13 |
登録番号 |
特許第5150894号 |
特許権者 |
国立大学法人宇都宮大学 |
発明の名称 |
チロシナーゼの活性阻害剤とその製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
チロシナーゼの活性阻害剤 |
目的 |
フェノール類の成分が段階的に着色・ポリマー化する際にその化学反応を促進させる酸化還元酵素であるチロシナーゼの酵素機能を阻害する化合物を提供する。 |
効果 |
ビベンジル誘導体を含有するチロシナーゼの活性阻害剤は、皮膚褐色化防止機能性化粧品即ち皮膚の美白化粧品や、野菜など植物カット食材の鮮度保持を目的とする褐変防止機能性添加剤や昆虫のさなぎ化抑止機能による殺虫剤としての用途が期待できる。また、本発明のビベンジル誘導体を含有するチロシナーゼの活性阻害剤の製造方法は、安価なジヒドロキシベンズアルデヒドから多くて8段階程度の短い工程で合成できるため、グラムスケールでの各化合物の供給が可能となる。 |
技術概要
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式(1)で示すビベンジル誘導体を含有するチロシナーゼの活性阻害剤である。式中、Rは、水素原子又はグリコシル基を表し、mは1又は2を表し、mが2の場合、Rは、同一又は異なっていてもよい。好ましくは、グリコシル基は、五単糖残基である。この製造方法は、2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒドを出発物質として、化合物から得られる式(2)に示すベンズアルデヒド誘導体と、同じく、2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒドから得られる式(3)で示すホスホニウム塩とを、ウィッティッヒ(Wittig)反応条件下に反応させ、式(4)で示すスチルベン誘導体を得、次いで、式(4)で示す化合物を水素添加反応に付すことにより、式(5)で示すビベンジル誘導体を製造する工程を含む、式(1a)で示すビベンジル誘導体である。式中、X↓1及びX↓2は、同一又は異なって、水酸基の保護基、Y↓1及びY↓2は、同一又は異なって、水酸基の保護基、Zはハロゲン原子、X↓1↓1、X↓2↓1、Y↓1↓1及びY↓2↓1は、同一又は異なって、水素原子又は水酸基の保護基、R↓1及びR↓2は、同一又は異なって、水素原子又はグリコシル基を表わす。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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