出願番号 |
特願2004-329019 |
出願日 |
2004/11/12 |
出願人 |
国立大学法人埼玉大学 |
公開番号 |
特開2006-139096 |
公開日 |
2006/6/1 |
登録番号 |
特許第4482624号 |
特許権者 |
国立大学法人埼玉大学 |
発明の名称 |
擬似体内音声生成装置、擬似体内音声提供システム |
技術分野 |
電気・電子、情報・通信 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
新生児が集団で管理されているような病院、泣きの伝播現象、心臓の音、母胎内の胎児、母親や父親の音声 |
目的 |
低出生体重児は長期間に亘って保育器内で管理され、生命維持目的の医療行為が中心となるため、胎内で過ごす時間が不足しているにも関わらず、その時間を体外で補うことが出来ていないことに鑑み、母親等の声を高精度で胎内音声に近づけることで、新生児の精神的なケアを充実させ、発育を支援することの実現。 |
効果 |
擬似体内音声提供システムによれば、通信回線を介して、遠隔地から音声を提供すれば、擬似体内音声を新生児に提供することが可能となっている。従って、病院に通う時間がない母親であっても、リアルタイムで遠隔地から声をかけることが可能になるので、母親自身も安心して生活することができ、心理的・時間的ゆとりが得られる。極めて高精度に体内音環境を再現することが出来、新生児に対して精神的に安定できる環境を提供できる。 |
技術概要
 |
この技術は、所定の第1周波数以下の音声を減衰させる第1減衰制御部と、第1周波数よりも大きな第2周波数以上の音声を減衰させる第2減衰制御部と、第1周波数と第2周波数の間にある第3周波数帯域の音声を減衰させる第3減衰制御部と、を備える擬似体内音声生成装置とする。さらに、サーバによって通信回線を介して人間の音声を受信し、音声を変換することで擬似体内音声を生成して配信する擬似体内音声提供システムであって、サーバが、通信回線を経て人間の音声を受信する音声受信部と、音声受信部によって受信された音声を擬似体内音声に変換する擬似体内音声生成装置と、擬似体内音声生成装置によって生成された音声を通信回線を介して所定の場所に配信する音声配信部と、を備える擬似体内音声提供システムとする。本擬似体内音声提供システムによれば、母親等の音声を擬似的な体内音声に変換・生成することが可能になる。特に、第2及び第3フィルタ部によって、中間に位置する2つの周波数帯域を適宜減衰させているので、体内の音環境に一層近づけることができる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|