出願番号 |
特願2005-261996 |
出願日 |
2005/9/9 |
出願人 |
国立大学法人埼玉大学 |
公開番号 |
特開2007-070315 |
公開日 |
2007/3/22 |
登録番号 |
特許第4538634号 |
特許権者 |
国立大学法人埼玉大学 |
発明の名称 |
アルキンの環化三量化によるベンゼン誘導体の位置選択的合成方法およびそれに用いる触媒 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
合成試薬の原料、溶剤、塗料うすめ液、染料中間体、プラスチックの紫外線安定剤、医薬品、工業薬品 |
目的 |
アルキンの環化三量化によるベンゼン誘導体の合成に関する従来法では、アルキンを位置選択的に反応させて、一方の生成物である1,3,5−異性体のみを合成することはできなかったことに鑑み、アルキンから1,3,5−異性体であるベンゼン誘導体のみを選択的に合成できる方法およびこの方法に用いる触媒の提供。 |
効果 |
アルキン化合物から、ベンゼン誘導体として位置選択的に1,3,5−異性体のみを高収率に合成することができる。 |
技術概要
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この技術は、反応触媒としてテトラヒドロチオフェンを少なくとも一部の配位子とするニオブ二核錯体を用いてアルキン化合物を環化三量化してベンゼン誘導体を得る、ベンゼン誘導体の製造方法とする。ベンゼン誘導体として位置選択的に1,3,5−異性体のみを得ることができる。反応触媒は、テトラヒドロチオフェンを少なくとも一部の配位子とするニオブ二核錯体である。この触媒は、ニオブ二核錯体であって、テトラヒドロチオフェンを少なくとも一部の配位子とする。具体的には、テトラヒドロチオフェンとハロゲン原子、好ましくは塩素原子とを配位子として含み、より具体的には、テトラヒドロチオフェンが3つと、それ以外の配位子として塩素を含むものであることができる。式で示されるニオブ二核錯体は、新規化合物であり、塩化ニオブをマグネシウムの存在下で、テトラヒドロチオフェンを添加し、反応させることで合成できる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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