出願番号 |
特願2002-084898 |
出願日 |
2002/3/26 |
出願人 |
国立大学法人埼玉大学 |
公開番号 |
特開2003-277368 |
公開日 |
2003/10/2 |
登録番号 |
特許第4029149号 |
特許権者 |
国立大学法人埼玉大学 |
発明の名称 |
フェノキサジン系化合物及び放射線検出方法 |
技術分野 |
電気・電子、化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出 |
適用製品 |
放射線を取り扱う医療、研究施設、原子力発電所、放射線利用施設、人体への効率的な被曝低減対策、漏洩対策、滅菌加工 |
目的 |
検出色素は、色素の熱安定性や光安定性、酸に対する発色感度の調整、ポリマー等の担体との相溶性、担体に担持された状態での発色感度の把握に問題があるうえ、酸発生剤についてもその熱や光に対する安定性、放射線に対する感度、酸発生剤と担体との相溶性や相互作用等、考慮しなければならない課題が非常に多いことに鑑み、広い幅で放射線に感応して発色し、放射線照射を目視で確認することが可能なフェノキサジン系化合物の提供。 |
効果 |
この放射線感応物質は、放射線の照射により、−CH↓2−О−CО−N=結合のCО−Nの結合が開裂して、フェノキサジン化合物のイオンが生成することにより発色し、放射線を視認することができるようになる。このため、広い幅で放射線に感応して発色し、放射線照射を目視で確認することが可能なフェノキサジン系化合物、この化合物を含有するカラーフォーマー及び放射線検出ラベルを得ることができる。 |
技術概要
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この技術では、放射線感応物質は、放射線の照射によって発色する色素であって、式(1)で示されるフェノキサジン系化合物である。式(1)において、R↓1、R↓2、R↓3、R↓4は、水素原子又は同一若しくは異なるアルキル基を示し、Aは、オルト位にニトロ基を有し、さらに他の置換基を有していてもよい芳香環を示し、nは1〜5の整数を示す。式(1)で示されるフェノキサジン系化合物を含有するカラーフォーマーを提供し、このカラーフォーマーは溶媒中又は担体中に分散させた形態とすることができる。また、式(1)で示されるフェノキサジン系化合物を含有する放射線検出ラベルを提供する。さらに、式(1)で示されるフェノキサジン系化合物を溶媒中又は担体中に分散させた放射線感応検知体を用いて、放射線により検知体の発色又は色の変化を目視で確認する放射線の検出方法を提供する。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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