出願番号 |
特願2005-127850 |
出願日 |
2005/4/26 |
出願人 |
国立大学法人埼玉大学 |
公開番号 |
特開2006-307441 |
公開日 |
2006/11/9 |
登録番号 |
特許第4182225号 |
特許権者 |
国立大学法人埼玉大学 |
発明の名称 |
落下水膜の振動抑制装置及び振動抑制方法 |
技術分野 |
土木・建築 |
機能 |
機械・部品の製造、免振・制振 |
適用製品 |
堰、ダム、低周波音、砂防ダム、固定堰、ゲート |
目的 |
バッフル板の下方で発生する圧力変動の影響がバッフル板の上方に伝わらないようにするため、バッフル板先端を落下水膜にできるだけ近づけて配置する必要があるが、バッフル板と水膜との距離が近いと、風圧等を受けた水膜がバッフル板に乗り上げる事態が起こることがあり、このとき、バッフル板の上側において水膜振動が発生し、この振動を抑えることができないことに鑑み、落下水膜の振動を安定して抑制することができる落下水膜の振動抑制方法と振動抑制装置の提供。 |
効果 |
水膜の水量が多い場合でも、また、落下水膜に風などの外乱が加わった場合でも、安定して水膜振動を抑えることができる。 |
技術概要
 |
この技術では、落下水膜の振動抑制方法は、水膜の落下距離を不均一に設定し、水膜各点の落下終了位置での水平方向の変位に位相差を発生させて、水膜による発生圧力を相殺する。水膜背後の空間の圧力変動を抑えることにより、水膜振動は抑制される。水膜の落下距離を不均一にするために、水膜の落下位置に段差を設けることにより、水膜の落下距離は段階的に変化し、落下終了位置での水膜の一部の変位と他部の変位とが位相差を持つことになり、その位相差が水膜による発生圧力を相殺する。また、水膜の落下距離を不均一にするために、水膜の落下位置に傾斜面を設けることにより、水膜の落下距離は連続的に変化し、無限段の段差を設けたことに相当する。また、水膜の落下距離を不均一にするために、水膜の発生位置に、傾斜辺を有する板を設け、水膜をこの傾斜辺を通って落下させるようにしてもよい。水膜振動の波面は、この傾斜辺と平行になり、水膜の落下距離は連続的に変化することになる。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|