ナノ粒子生成方法及びレーザカラーマーキング方法

開放特許情報番号
L2008002184
開放特許情報登録日
2008/5/2
最新更新日
2011/9/9

基本情報

出願番号 特願2005-053481
出願日 2005/2/28
出願人 国立大学法人埼玉大学
公開番号 特開2006-233316
公開日 2006/9/7
登録番号 特許第4792573号
特許権者 国立大学法人埼玉大学
発明の名称 ナノ粒子生成方法及びレーザカラーマーキング方法
技術分野 電気・電子、機械・加工
機能 制御・ソフトウェア、表面処理
適用製品 ナノレベル、金属粒子、粒子径、缶の表面、カラーマーキング
目的 金ナノ粒子の生成は、塩化金酸(HAuCl↓3)をクエン酸で還元する方法等、幾つかの方法で行われているが、従来の方法では、いずれも、粒子の大きさを広い範囲に渡って高精度に制御することが難しいことに鑑み、ナノレベルの粒子径を高精度に制御できる金属ナノ粒子生成方法と、そのナノ粒子を用いて行うレーザカラーマーキング方法の提供。
効果 この金属ナノ粒子生成方法では、金属のナノレベルの粒子径を高精度に制御することができ、また、レーザカラーマーキング方法では、この金属ナノ粒子を用いて、被加工物にマーキングするカラーの色相や色調を随時制御することができる。
技術概要
この技術では、金属ナノ粒子生成方法は、金属の薄膜を生成する第1のステップと、この薄膜にレーザを照射して金属を粒状化する第2のステップとを含む。レーザのエネルギーを受けた金属薄膜は、凝集して粒状化する。すなわち、ナノ粒子生成方法では、スパッタリングで金の薄膜を形成し、その薄膜にレーザを照射して凝集を生じさせ、その上からスパッタリングで金の薄膜を形成し、さらにレーザを照射する、と言うように、スパッタリングでの金薄膜の形成とレーザ照射による処理とを1セットにして、そのセットを複数回繰り返すことにより金ナノ粒子を生成する。スパッタリングで形成された金の薄膜にレーザを照射すると、薄膜は、レーザのエネルギーで溶融し、局部ごとに凝集して、表面張力の作用で粒状化する。その上から金薄膜をスパッタリングしてレーザを照射すると、この粒状化した部分が核となり、その核を中心に金の粒子が成長する。そのため、スパッタリング及びレーザ照射のセットを繰り返せば、核を中心に金の粒子が徐々に成長し、所望の大きさの金ナノ粒子を得ることができる。
実施実績 【試作】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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