出願番号 |
特願2004-323166 |
出願日 |
2004/11/8 |
出願人 |
国立大学法人埼玉大学 |
公開番号 |
特開2006-131776 |
公開日 |
2006/5/25 |
登録番号 |
特許第4224587号 |
特許権者 |
国立大学法人埼玉大学 |
発明の名称 |
自己診断機能を有する複合部材とその製造方法 |
技術分野 |
電気・電子、機械・加工、有機材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
繊維強化プラスチック、欠陥、非破壊検査、自己診断機能、航空機や自動車のボディー、建築材料 |
目的 |
部材の機械的特性に影響を与えること無く、また、簡便且つ安価な構成で自己診断を行うことができる複合部材を提供し、また、その製造方法の提供。 |
効果 |
この複合部材は、異物質として微細な圧電粒子しか混合していないため、複合部材の機械的強度を損ねる恐れがない。また、低コストで製造できる。また、この複合部材は、自己診断に際して、複合部材に対し、外部から電源を供給する必要が無い。そのため、簡便に診断することができ、製品化された後の複合部材に対する診断も容易に実施できる。 |
技術概要
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この技術は、合成樹脂と導電性繊維層とから成る複合部材の合成樹脂中に、分極方向を配向させた圧電性粒子を含ませている。この複合部材は、導電性繊維層が電極となり、圧電性粒子の自発分極(残留分極)の電位に比例した電荷を蓄積して静電容量型センサを構成する。また、複合部材は、振動が与えられたときに、静電容量の変化量に相当する電流を導電性繊維層から出力する。この出力信号から、複合部材に発生している歪みや損傷を診断することができる。また、複合部材は、振動が与えられたときに、合成樹脂の変形による静電容量の変化量が圧電性粒子の分極の変化量を上回る。この複合部材では、振動を受けたときに、圧電性粒子の分極に起因する静電容量が合成樹脂の変形により変化することを利用して診断を行う。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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