出願番号 |
特願2007-035778 |
出願日 |
2007/2/16 |
出願人 |
国立大学法人島根大学 |
公開番号 |
特開2008-000129 |
公開日 |
2008/1/10 |
登録番号 |
特許第5070544号 |
特許権者 |
国立大学法人島根大学 |
発明の名称 |
形質転換イネ、血圧降下をもたらす米、および、イネ用ベクター |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造 |
適用製品 |
形質転換イネ、血圧降下をもたらす米、および、イネ用ベクター |
目的 |
イネ科植物においてGAD(グルタミン酸脱炭酸酵素)タンパク質を種子(胚乳部)に効率良く蓄積させることが可能な発現ベクターを提供し、可食部にGABA(γ−アミノ酪酸)を集積させることが可能な技術を提供する。 |
効果 |
発現ベクターにコードされているGADをイネの白米部分に高レベルに発現させ、同時にその生産物であるGABA(γ−アミノ酪酸)を高濃度に蓄積させることができる。従って、この形質転換イネから得られた精白米を食することによりGABAが作用し、様々な生活習慣病の予防ないし治療に用いることができる。 |
技術概要
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イネのGAD2遺伝子を改変し、種子特異的な遺伝子プロモーターで発現させるためのベクターを作製し、アグロバクテリウムを介して遺伝子を植物細胞に組み込み、組換えイネ個体を再生させて、GABAを高度に種子に蓄積させる。配列番号2に記載のアミノ酸配列をコードするDNA、若しくは、配列番号2に記載のアミノ酸配列の1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列をコードするDNAを導入した形質転換イネである。アミノ酸配列をコードするDNAがイネグルテリン遺伝子のプロモーター領域の下流側に連結している。この形質転換イネから得られ、GABAを少なくとも30mg/100g含有した血圧降下作用を有する白米である。イネグルテリン遺伝子のプロモーター領域と、配列番号2に記載のアミノ酸配列をコードするDNAまたは配列番号2に記載のアミノ酸配列の1若しくは数個のアミノ酸の置換、欠失、挿入、付加、又は逆位を含むアミノ酸配列をコードするDNAと、を連結した遺伝子を有し、胚乳部のGABA含量を高めるイネ用ベクターである。図は、玄米とその精白米でのGABA含有量を調べて比較した図である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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