気化ヨウ素を用いる重原子誘導体の製造方法、位相情報を収集する方法、タンパク質結晶の三次元構造決定方法

開放特許情報番号
L2008001770
開放特許情報登録日
2008/4/4
最新更新日
2015/6/23

基本情報

出願番号 特願2007-532127
出願日 2006/8/22
出願人 独立行政法人理化学研究所
公開番号 WO2007/023811
公開日 2007/3/1
登録番号 特許第4847457号
特許権者 国立研究開発法人理化学研究所
発明の名称 気化ヨウ素を用いる重原子誘導体の製造方法、位相情報を収集する方法、タンパク質結晶の三次元構造決定方法
技術分野 化学・薬品
機能 検査・検出、その他
適用製品 タンパク質結晶の重原子誘導体
目的 簡単かつ高い確率でタンパク質結晶の重原子誘導体を作製し得る方法、位相情報の収集方法及びタンパク質結晶の三次元構造決定方法を提供する。
効果 ヨウ素溶液(またはヨウ素固体)中からヨウ素分子気化する性質を利用し、かつその作用を過酸化水素により増強することにより、非常に高い確率で効果的な重原子誘導体を作製することができる。この方法で作製した重原子誘導体を用いることで、単一波長異常分散法(SAD法)、多波長異常分散法(MAD法)、多重同型置換法(MIR法)等の方法による、結晶構造解析に費やす時間を大幅に短縮化することができる。
技術概要
タンパク質結晶にヨウ素を作用させて、タンパク質結晶の重原子誘導体を作製する方法である。気化したヨウ素及び過酸化水素をタンパク質結晶に作用させて重原子誘導体を作製する。この方法により作製されたタンパク質結晶のヨウ素による重原子誘導体をX線回折試験に付し、重原子誘導体からの回折X線の位相情報を収集する。この方法により収集した重原子誘導体からの回折X線の位相情報に基づいて、タンパク質結晶の三次元構造を決定する。ヨウ素が2原子分子であるI↓2の状態で結晶中に導入されるため温度因子が上がりにくく、位相計算の際に十分な位相情報が得られる確率が高くなる。また、I↓2は気化によって結晶に導入されるため、ヨウ素溶液の濃度、分量、周囲の温度等のパラメーターを変化させることによって自由に結合速度を調節して、結晶へのダメージを最小化することが容易に可能である。また、ヨウ素が結晶に結合した割合を、ヨウ素置換に伴って徐々に結晶が無色→黄色→茶色に変色していく現象を利用して、容易に追跡することが可能である。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 目的とするタンパク質結晶が沈殿剤由来の低分子結晶か判断つかないことがあるが、原則として低分子結晶にはヨウ素は浸透しない。従って、X線回折実験を行う前に、着色の有無により、タンパク質結晶であるか否かを判断することができる。
改善効果2 ヨウ素溶液を直接タンパク質結晶に加える方法と異なり、この方法では、過酸化水素の存在下で、ヨウ素溶液をタンパク質結晶の近傍に置くだけであるので、充分なヨウ素が導入された段階でヨウ素溶液を取り除くことにより、ヨウ素の導入を停止することができ、過剰量のヨウ素が導入されて結晶が崩壊する危険を回避することができる。また、ヨウ素の導入が不足していると判断された場合は、再度、ヨウ素溶液をタンパク質結晶の近傍に配置し、ヨウ素の導入を再度行うことができる。
アピール内容 実施許諾の可否・条件に関する最新の情報は、(独)理化学研究所連携推進部 知財創出・活用課までお問合せ下さい。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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