出願番号 |
特願2006-157842 |
出願日 |
2006/6/6 |
出願人 |
独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
公開番号 |
特開2007-327085 |
公開日 |
2007/12/20 |
登録番号 |
特許第5035788号 |
特許権者 |
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
発明の名称 |
希土類金属の抽出剤と抽出方法 |
技術分野 |
化学・薬品、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
ジグリコールアミド酸、希土類金属の抽出剤 |
目的 |
pHが1〜3程度の適度な酸性条件下において、希土類金属を効率的に抽出・分離することができ、抽出剤自身の水への溶解度が低く、完全に焼却処分が可能であって、実用化されているリン系化合物に匹敵する、希土類金属に対する優れた抽出能と選択的分離能を有し、しかもその製造が低コストである、環境負荷低減型の新規抽出剤と、この抽出剤を用いた抽出方法の提供。 |
効果 |
適度な酸性条件(pH=1〜3程度)で、希土類金属の効率的な抽出溶媒相への抽出・分離を達成でき、高酸性条件(pH=0以下)では、逆に抽出溶媒相から効率的に希土類金属を回収(逆抽出)することが可能となる。 |
技術概要
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この技術では、カルボキシル基(−COOH)を含むジグリコールアミド酸(以下DGAAと省略する)の骨格(>N−CO−CH↓2−O−CH↓2−COOH)を有する式(R↑1およびR↑2は、各々、同一または別異のアルキル基を示し、少なくともいずれか一方は炭素数6以上のアルキル基であることを示す。なお、アルキル基は直鎖でも分鎖でも良い。)で表されるDGAAからなることを特徴とする希土類金属の抽出剤を提供する。また、この抽出剤により、第二には、抽出すべき希土類金属を含む水溶液を、抽出剤を含有する有機相と適度な酸性条件下、すなわちpHが1〜3程度、望ましくはpH4までの範囲の酸性条件下で接触させることで有機相に希土類金属を抽出し、分液した有機相を、水相よりも酸の濃度を高くした別の水相と接触させることで水相に希土類金属を逆抽出することを特徴とする希土類金属の抽出方法を提供する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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