出願番号 |
特願2005-308291 |
出願日 |
2005/10/24 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2007-112957 |
公開日 |
2007/5/10 |
登録番号 |
特許第5062712号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
高分子材料、その製造方法およびエレクトロクロミック素子 |
技術分野 |
化学・薬品、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
高分子材料、およびエレクトロクロミック素子 |
目的 |
電位を制御することによって、容易に発色および消色を制御可能、かつ、加工可能な高分子材料、その製造方法、および、それを用いたエレクトロクロミック素子を提供する。さらに、電位を制御することによって容易に複数の発色および消色を制御可能、かつ、加工可能な高分子材料、その製造方法、および、それを用いたエレクトロクロミック素子を提供する。 |
効果 |
この高分子材料は、金属イオンMと配位子であるビスターピリジン誘導体との間で電荷移動が生じる。電位を制御することによって、金属イオンは容易に価数を変化し得るので、所定の色から理想的な透明へと変化させることができる。金属イオンと配位子との組み合わせ、または、金属イオンとカウンターアニオンとの組み合わせを変更することによって、所望の色を得ることができる。また、この高分子材料は、溶媒可溶性であるので、高分子材料合成後に加工できる。 |
技術概要
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ビスターピリジン誘導体と、金属イオンと、カウンターアニオンとを含む式(図1)で表される高分子材料であって、ここで、Mは、金属イオンであり、Rは、炭素原子および水素原子を含む、または、ターピリジル基を直接接続するスペーサであり、R↑1、R↑2、R↑3およびR↑4は、すべて同一、すべて異なる、または、一部同一の水素原子、アリール基またはアルキル基であり、nは重合度を表す2以上の整数である、高分子材料である。図2は、高分子材料の模式図を示す。高分子材料100は、配位子であるビスターピリジン誘導体と、金属イオンと、カウンターアニオンとを含み、式で示される。式は、複数の繰り返し単位110である。金属イオンは、鉄イオン、コバルトイオン、ニッケルイオンおよび亜鉛イオンからなる群から選択される。また、カウンターアニオンは、酢酸イオン、四フッ化ホウ素イオン、ポリオキシメタレートおよびこれらの組み合わせからなる群から選択される。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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