温間制御圧延装置および温間・冷間連続制御圧延装置

開放特許情報番号
L2008001013
開放特許情報登録日
2008/2/22
最新更新日
2015/10/12

基本情報

出願番号 特願2006-127382
出願日 2006/5/1
出願人 独立行政法人物質・材料研究機構
公開番号 特開2007-136546
公開日 2007/6/7
登録番号 特許第5007385号
特許権者 国立研究開発法人物質・材料研究機構
発明の名称 温間制御圧延装置および温間・冷間連続制御圧延装置
技術分野 機械・加工
機能 機械・部品の製造
適用製品 温間制御圧延装置および温間・冷間連続制御圧延装置
目的 製造された金属線または細線に特別な熱処理を施さなくても、その強度と延性のバランスに優れた水準を有し、冷間圧造性等の加工特性に優れた高強度金属線または細線をエネルギー費用を抑制しつつ連続的に加熱しながら、所要の温間圧延温度範囲内に制御圧延することにより、従来得られていない程度の大単重の金属細線を生産効率よく製造することを可能とする圧延装置を提供する。
効果 圧延装置または圧延ラインに金属材料を走行させながら定常的・連続的に適切な温度領域に加熱しつつ、孔型ロールを有する2機の圧延機が一体型となった装置で、適切な温間温度範囲内に制御しつつ適切な塑性ひずみを導入することにより、連続的に圧延することができる。その結果、従来技術の温間圧延装置により製造される、結晶粒径が極めて微細である超微細組織を有し、そのため高強度且つ高延性でそのバランスに優れた金属細線を極めてコンパクトな圧延装置により製造することができる。
技術概要
図1は温間制御圧延装置の1番圧延機と2番圧延機のカリバーロール対が配設された状態を示した斜視図、図2は図1で示される温間制御圧延装置の側面図、図3は図1で示される温間制御圧延装置の平面図、である。温間制御圧延装置は1番圧延機1は軸心が平行である2本のカリバーロール2a2bからなるカリバーロール対2を備えている。また、2番圧延機3も軸心が平行である2本のカリバーロール4a4bからなるカリバーロール対4を備えている。そして、1番圧延機1と2番圧延機3のカリバーロールの軸心方向は、被圧延鋼線材5の圧延ライン方向6に対して直角に配置されている。また、図1〜図3に示すように、1番圧延機1のカリバーロール2a2bの軸心方向と2番圧延機3のカリバーロール4a4bの軸心方向も直角になるように配設されている。また、温間制御圧延装置における1番圧延機1のカリバーロールの軸心と2番圧延機3のカリバーロール軸心間の距離Lの関係がL≦D↓1/2+D↓2/2(D↓1:1番圧延機のカリバーロールの直径、D↓2:2番圧延機のカリバーロールの直径)を満たしている。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 カリバーロールの軸心の距離を至近距離にできることに寄与するので、圧延温度の制御性の向上及び被圧延材の倒れ防止に寄与する。また、装置をコンパクトにできるので設備保全上も効果的である。
改善効果2 被圧延金属材の種類に応じて圧延温度を好適な条件で制御できると共に金属細線の生産性向上に寄与する。また、従来別々に独立した工程であった温間制御圧延工程と冷間加工工程とが一つのラインとなることにより、製造コストおよび設備費コストの低減、並びに工程管理の集約化ができる。
改善効果3 被圧延材のスタート線径から仕上げ線径までの減面率と圧延パススケジュールに依存して被圧延材の温度が上昇する場合でも良好に温度調整ができる。また、好適な被圧延材を特定できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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