出願番号 |
特願2006-008058 |
出願日 |
2006/1/16 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2007-186831 |
公開日 |
2007/7/26 |
登録番号 |
特許第5207265号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
混紡型高分子ファイバーの製造方法及びその不織布の製造方法 |
技術分野 |
繊維・紙 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
混紡型高分子ファイバーとその不織布 |
目的 |
簡便に、かつ、広範囲な種類の任意の高分子を対象として、単一のファイバーに複数種の高分子成分を含有させて、多機能化や新規機能付加を容易とすることのできる新しい技術手段を提供する。また、この新しい手段による混紡型高分子ファイバーと、これにより構成される不織布も提供する。 |
効果 |
任意の2種以上の高分子ファイバーの紡糸の瞬間にこれら高分子ファイバーを、簡便に混紡させることができる。これにより、一本のファイバーに複数種の高分子由来の多機能化や新規機能付加を実現することができる。また、これにより、血管新生、神経再生のための細胞接着、細胞増殖に適した足場材料として適用可能な、しかも多機能化をも可能なナノファイバー不織布の作成にも貢献することができる。特に生体適合性や生体吸収性、あるいは、物理的強度等に優れる高分子ファイバーを製造することができる。 |
技術概要
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混紡型高分子ファイバーの製造方法は、高分子溶液に電圧を印加し、溶液のジェットを噴射させて高分子ファイバーを形成させるエレクトロスピニング法を利用している。図1はエレクトロスピニング法の概要を示した模式図である。図1にしめすように、高分子A、Bの溶液を、各々のノズル1A、1Bよりこれをジェット噴射させ、高分子ファイバー2を形成させている。そして、この際に、高分子A、B溶液の噴出ジェット液滴からの紡糸開始点Cが三次元空間の位置として同一もしくは相互に近接したものとなるようにし、これによって高分子ファイバー2の一本毎に、高分子A、Bの成分を含有させている。形成された高分子ファイバー2は、回収板上、すなわちコレクタ3に回収される。なお、ノズル1A、1Bとコレクタ3には、たとえば高電圧発生装置4によって電圧が印加されている。図2は製造した混紡型高分子ファイバーとこれによる不織布を走査型電子顕微鏡で観察した結果を示した写真図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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