出願番号 |
特願2007-260044 |
出願日 |
2007/10/3 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-111114 |
公開日 |
2008/5/15 |
登録番号 |
特許第5201655号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
コアシェル型金属酸化物微粒子分散液の製造方法及びその分散液 |
技術分野 |
有機材料、無機材料 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
触媒、フォトニック結晶、ガスセンサ、化学的機械的研磨剤、紫外線遮蔽剤、接合用ペースト |
目的 |
還流法を用いることで、有機溶媒が使え、反応開始剤を必要としないなど、有利な点が多いこと、それにより、ナノ粒子の凝集を抑制したコアシェル型金属酸化物微粒子を含む分散液を調製できること、などの新規知見を見出したことに基づき、長期的に安定なコアシェル型金属酸化物微粒子を含む分散液を製造することを可能とする分散液の製造方法及びそのコアシェル型金属酸化物微粒子を含む分散液を提供することの実現。 |
効果 |
長期安定性を有する金属酸化物微粒子を含む分散液を得ることができる。分散媒中のコアシェル型金属酸化物の粒径は、30nmから1000nmと小さい。簡便な手法で、コアシェル型金属酸化物微粒子分散液を作製することができる。任意の金属硝酸塩又は酢酸塩を使用することが可能である。 |
技術概要
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この技術は、金属塩と高分子を高沸点有機溶媒に混合して混合物を得る工程と、その混合物を110℃以上の温度で加熱・還流して金属酸化物を析出させる工程とからなるとする、金属酸化物の一次粒子が球状に集合した二次粒子表面に高分子又はその関連高分子の層が存在するコアシェル型金属酸化物微粒子分散液の製造方法とする。金属塩が硝酸塩又は酢酸塩であり、かつ、高分子の分子量の大きさによって金属酸化物微粒子の粒径を制御すること、とするものである。また、コアシェル型金属酸化物微粒子分散液は、1日以上静置させても沈降が認められないこととする。更に、分散性の良好なコアシェル型金属酸化物微粒子粉体であって、コアシェル型金属酸化物微粒子分散液を乾燥させた、分散性の良好な乾燥粉体からなるとする。ここで、コアシェル型金属酸化物微粒子とは、金属酸化物の一次粒子が球状に集合した二次粒子表面に、高分子層が存在する微粒子のことを意味するものとして定義されるものであり、一次粒子又は一次粒子が不規則に凝集した二次粒子の表面に、高分子が存在するものとは異なる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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