出願番号 |
特願2007-246247 |
出願日 |
2007/9/21 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-104866 |
公開日 |
2008/5/8 |
登録番号 |
特許第5326164号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
生体材料及びその作製方法と用途 |
技術分野 |
金属材料、無機材料、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
人工骨、人工関節、人工歯根、生体インプラント材、細胞培養用担体、透析用部品、循環装置用部品、フィルター |
目的 |
多孔体内部の一つ一つの孔空間の大きさ、形状並びに方向が制御された、配向性を有する配向孔群と連結孔が存在する、強度や、力学的な性質、振動等の伝播の異方性を有し、生体組織の侵入や細胞の導入が可能である多孔質の生体インプラント材、その製造方法の提供。 |
効果 |
多孔体内部の孔の配向性、大きさ並びに形状が直接的に制御された連通孔が形成された多孔質の生体材料を形成できる。それにより、形成された孔により、体液や気泡の導通が容易で、かつ骨組織や血管の侵入に好適な足場を提供できる。それにより、形成される孔の幾何学的な形状により、そこに形成される生体組織の形態を制御できる。気孔の形状や配向性などの幾何学的な形状の制御とその分布の制御により、多孔体の機械的性質(強度や弾性率)に異方性を生じ、埋入部位に必要な応力の分散を実現できる。 |
技術概要
|
この技術は、生体材料の少なくとも一部に配向性を制御した多孔質部分を形成することにより生体組織等の侵入を高め、埋植部位に必要な生体機能の発現性を高めた材料であって、多孔質部分は大きさと形状が制御された配向孔群を有することで、生体組織の侵入や細胞の導入が可能であり、体液や気泡の導通が可能な配向孔同士を繋ぐ連結孔が形成され、配向孔同士又は配向孔同士を繋ぐ連結孔同士は直接連結しないように空間配置されて形成されている。成形体を鋳型とし、金属、セラミックス、高分子又はそれらの複合体のいずれかのスラリーを細孔内に充填した後、鋳型となる成形体を焼成又は溶媒による溶解により取り除くことで、多孔体内部に一つ一つの孔の大きさ、形状並びに方向が制御された、配向孔群を有し、配向孔同士を繋ぐ連結孔が形成され、かつ、配向孔同士又は配向孔同士を繋ぐ連結孔同士は直接連結しないように空間配置されて形成されている生体材料を製造する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|