出願番号 |
特願2007-238216 |
出願日 |
2007/9/13 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-069013 |
公開日 |
2009/4/2 |
登録番号 |
特許第4817331号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
メチル化DNAの電気化学的定量方法 |
技術分野 |
食品・バイオ、電気・電子 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
メチル化DNAの電気化学的定量システム |
目的 |
試料中に含まれるDNA中のシトシン(C)とメチルシトシン(mC)の両塩基を標識することなく、簡便にかつ高感度に識別、定量し、またその特徴を活用して目的の試料となるDNA中のメチル化率を算出する方法を提供する。 |
効果 |
DNA中のシトシンとメチルシトシン両塩基を標識することなく簡便に、かつ高感度に電気化学的に識別、定量することが可能であり、またその特徴を利用してメチル化率を容易に算出することが可能となる。このため、従来のように標識、bisulfite処理、PCRプライマー設計、ならびにハイブリダイゼーションの工程を必要とせず簡便、かつ高感度に低コストで検出できる。 |
技術概要
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DNA中のシトシンとメチルシトシン両核酸塩基の電気化学的検出方法はDNAを含有する電解質溶液の試料中に、シトシン(C)とメチルシトシン(mC)に基づく酸化電流を検出可能な電位窓を酸化側に有する作用電極、対極及び参照電極を挿入し、作用電極に電位を掃引して試料中のシトシンとメチルシトシン両核酸塩基の電解酸化電流を測定する。試料中の各核酸塩基の電解酸化電流のうち、シトシンとメチルシトシンの電解酸化電流を対比して、試料中のシトシンのメチル化率を非標識に定量する。試料中のシトシンとメチルシトシンの両核酸塩基の電解酸化電流と標準試料中のシトシンとメチルシトシンの両核酸塩基の電解酸化電流を対比して、試料中のメチルシトシンを非標識に検出する。DNAを含有する試料中のシトシンのメチル化率を非標識に定量する。この装置1は、電解質水溶液を収容する反応室2内に、作用電極3、対極4及び参照電極5を配置したもので、これらの電極はポテンシオスタット6を介してコンピュータ7に接続している。作用電極3の表面には、既知の面積を有する穴をあけた絶縁テープ8を貼り付けて、電極面積を所定のものとする。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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