出願番号 |
特願2007-232905 |
出願日 |
2007/9/7 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-062335 |
公開日 |
2009/3/26 |
登録番号 |
特許第5019446号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
希土類金属錯体及びその製造方法並びにそれを用いたインク組成物。 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
希土類金属錯体及びそれを用いたインク組成物 |
目的 |
有機溶剤への溶解性が高く、固体でも溶液中でも蛍光を発することができる希土類金属錯体で、特にその金属錯体の有機配位子は同じであるにもかかわらず、中心金属イオンの種類を変えるだけで、光の3原色をはじめとした種々の蛍光色を出すことが可能な希土類金属錯体及びそれを用いたインク組成物を提供する。 |
効果 |
この発光材料は、その有効成分である希土類金属錯体の安定性が非常に高いうえに、有機溶剤との相溶性が高く、有機溶剤に溶かした場合には透明な溶液が得られ、しかも、十分な発光特性を有している。また、本発明の発光材料を用いた場合には、同一の有機配子を用い、中心金属に異なる金属を、たとえば、青色用としてイットリウム、ランタン、ルテチウム、赤色用としてユウロピウム、緑色用としてテルビウム、とすることにより、多色化が可能となる。 |
技術概要
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希土類金属塩と式(II)で表されるカルボン酸又はその塩を、希土類金属イオンの正電荷が中和されるように反応させて希土類金属錯体を生成させ、次いで希土類金属錯体を、1,10−フェナントロリンと反応させる式(I)に示す希土類金属錯体の製造方法である。式中、Lnは、イットリウム及びランタノイドから選ぶ1つ以上の金属、MはH、アルカリ金属又は化学当量相当のアルカリ土類金属を示す。希土類金属塩と、その希土類金属イオンの正電荷を中和する当量比の式(II)で表されるカルボン酸又はその塩と、1,10−フェナントロリンとを共に反応させる希土類金属錯体の製造方法である。この希土類金属錯体を有効成分とする蛍光発光材料である。この希土類金属錯体と、希土類金属錯体を溶解する溶剤を含有するインク組成物である。好ましくは、溶剤は、ジメチルスルホキシドである。インクは、インクジェット記録用インクである。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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