出願番号 |
特願2007-233222 |
出願日 |
2007/9/7 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-061426 |
公開日 |
2009/3/26 |
登録番号 |
特許第4986149号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
可視光応答性光触媒と環境汚染物質の光分解法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
可視光応答性光触媒、環境汚染物質 |
目的 |
可視光応答性光触媒の光分解作用を補填し、その光触媒活性を促進できる触媒活性促進剤および該触媒活性促進剤を併用した可視光応答性光触媒更には、該可視光応答性触媒を用いた環境汚染物質の効率的な光分解法を提供する。 |
効果 |
このPd系触媒活性促進剤を併用したタングステン系の可視光応答性光触媒を用いると高濃度の環境汚染物質、たとえばアルデヒド類やカルボン酸類を可視光照射下でもほとんど二酸化炭素にまで速やかに分解して除去することが可能となる。また、通常の光触媒では分解しにくいトルエンなどの芳香族化合物についても分解が可能になる。さらに、この可視光応答性光触媒は可視光によって機能するため、太陽光を有効に利用したり、紫外光が極めて弱い室内・車内において使用したりすることが期待できる。 |
技術概要 |
タングステン化合物にパラジウム化合物が混練法ないしは湿式調製法により担持されている可視光応答性光触媒である。タングステン化合物は、酸化タングステンである。粉末状又は多孔質薄膜状である。この可視光応答性光触媒を使用して環境汚染物質を光分解する方法である。環境汚染物質は、芳香族化合物である。この触媒活性促進剤を可視光応答性の半導体光触媒と併用すると可視光照射によって、たとえば高濃度のアルデヒド類やカルボン酸類がほとんど完全に二酸化炭素にまで速やかに分解され、長時間にわたり残留することもない。このPd化合物は、併用する可視光応答性光触媒に対して0.00001重量%〜50重量%の範囲内において使用する。タングステン系可視光応答性光触媒の半導体化合物は、タングステン酸化物、タングステンを含む複合化合物が用いられる。酸素欠陥のあるWO↓xや異種金属やアニオン(N、C、S)をドーピングや置換した化合物でも良い。タングステンと同族であり似た特性を持つモリブデン化合物との固溶体半導体も用いることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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