出願番号 |
特願2007-182172 |
出願日 |
2007/7/11 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-021341 |
公開日 |
2009/1/29 |
登録番号 |
特許第4780416号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
太陽電池アレイ故障診断方法 |
技術分野 |
電気・電子、生活・文化 |
機能 |
機械・部品の製造、制御・ソフトウェア |
適用製品 |
発電装置 |
目的 |
この発明は、太陽電池モジュールに信号発生回路、波形観測回路を付加して、故障モジュールの位置や故障種類を特定できる装置を提供する。 |
効果 |
この発明の方法によれば、太陽電池アレイや太陽電池ストリングの端子とアース間に入力された測定信号に対応する観測信号の時間や観測信号波形を測定することにより、故障位置や故障種類を容易に特定することができ、故障修理や太陽電池モジュールの交換等の保守作業が非常に容易となる。 |
技術概要
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従来の太陽電池モジュールの故障診断技術では、出力端からの電流、電圧を測定するだけの簡単なものが多く、太陽電池モジュールを個別的に確認できるものではなかった。 図に、この発明の回路を用いて劣化した太陽電池モジュールを含んだこの発明のモジュールの接続回路の例が示されている。各太陽電池モジュールは、直列的に接続され、支持金属フレーム間の接続は、アース線で擬似的接地極を作成し、出力端の正極に信号発生器、負極に波形観測装置が接続されている。 この回路を用いて電流波形の時間的変化が図に示されており、観測信号波形Aは、正常な太陽電池モジュールが接続されている場合で、観測信号波形Bは、太陽電池モジュールに劣化、故障したものが存在する場合である。この二つの観測波形の差信号を処理して、図に示される波形が得られる。 この差信号波形の立上りおよび立下りが閾値を越える時間をそれぞれTxおよびT1とし、T1に対応する信号発生器から開放端までの距離をL1とし、Txに対応する信号発生器から故障・劣化箇所までの距離をLxとするとき、 故障・劣化箇所までの距離Lxは下記式で算出することができる。 Lx=(Tx/T1)×L1 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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