出願番号 |
特願2007-180261 |
出願日 |
2007/7/9 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2009-013039 |
公開日 |
2009/1/22 |
登録番号 |
特許第5176224号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
Zn5(CO3)2(OH)6結晶自立膜及びその作製方法 |
技術分野 |
無機材料、電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
Zn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜、蛍光体・溶液センサー・ガスセンサーや色素増感型太陽電池などの電子デバイス材料 |
目的 |
酸化物膜を窓材や透明フィルムとして使用するには、自立膜としての作製が必要であり、また、低耐熱性基板など任意の基板上に成膜するには、自立膜を合成し、ペーストすることが求められるが、自立膜を形成する技術の報告例は極めて少ないし、液相プロセスにおいて、配向膜、高比表面積膜を形成する技術も少なく、液相プロセスにおいて、生成膜の内部微細構造、表面微細構造を制御する技術の開発が強く望まれている。このような状況に鑑みてなされたものであり、Zn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜、およびその作製方法を提供する。 |
効果 |
Zn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜およびZn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶あるいはこれを含有した粒子、薄膜、厚膜、シート、繊維、コーティングなどが提供できる。Zn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜の作製が可能となったことで、蛍光体、溶液センサー、ガスセンサーや色素増感型太陽電池など、各種電子デバイスに利用できる。 |
技術概要
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Zn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜であって、ナノシートの集積体から形成されており、気相面側は平坦であり、液相面側はナノシートが立った多孔質面であり、特有のXRDパターンを示す。膜厚は5nm−30nm、面内サイズが500nm−3μmである。このZn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜は、各種デバイスに合わせてガラス、金属、セラミックス、又はポリマー基板或いは平板、粒子、繊維、又は複雑形状の形態を有する基板など各種基板に転写される。また、このZn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜を加熱処理するなどしてZnO結晶自立膜へ相転移させることによりZnO結晶自立膜を作製することができる。このZn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶自立膜は、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛、又は有機酸亜鉛含有溶液からなる反応系において、気液界面を用いてZn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6結晶を析出させることにより作製することができる。Zn↓5(CO↓3)↓2(OH)↓6の析出は反応系にエチレンジアミンを添加するか、あるいは温度、原料濃度又はpHを変化させて行われる。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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