出願番号 |
特願2006-075098 |
出願日 |
2006/3/17 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2007-251028 |
公開日 |
2007/9/27 |
登録番号 |
特許第5036027号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
超伝導素子及びその作製方法 |
技術分野 |
電気・電子、無機材料 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
量子コンピュータ、量子テレポーテーション |
目的 |
2以上のグラファイトシートが同心円状に重なった多層カーボンナノチューブ(MWNT)自体を超伝導状態にすることができる超伝導素子及びその製造方法の提供。 |
効果 |
この技術の超伝導素子は、MWNT自体を超伝導状態にすることができるという優れた効果を奏する。また、この技術の超伝導素子の形成方法によれば、MWNT自体を超伝導状態にすることが可能となる超伝導素子を形成することができる。 |
技術概要
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この技術の超伝導素子は、多層カーボンナノチューブと金属電極とを備えた超伝導素子であって、多層カーボンナノチューブは、その直径が5〜20nm、その層数が2〜20であり、かつ、その長手方向に対し垂直に切断された切断面を有し、金属電極は、この切断面で多層カーボンナノチューブと接触していることを特徴とする。金属電極から電圧を印加した場合に、MWNTを構成する各層(各グラファイトシート)がその切断面で金属電極と接触していることで、MWNT全体が電気的に活性となって、MWNTでの層間相互作用が強まり、TLL状態を克服してMWNTが超伝導状態になることが可能となる。MWNTは、強磁性体を含んでおらず、かつ、欠陥がないことが好ましい。強磁性体を含んでいないことで、超伝導の破壊が抑制される。また、欠陥がないことでクーパー対が走行しやすく、超伝導が発現しやすい。また、MWNTは、多孔質膜の細孔中に形成されていることが好ましい。また、金属電極はAu、Pd及びTiから選ばれた少なくとも1種の金属を含むことが好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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