出願番号 |
特願2005-033345 |
出願日 |
2005/2/9 |
出願人 |
学校法人金沢工業大学 |
公開番号 |
特開2006-219329 |
公開日 |
2006/8/24 |
登録番号 |
特許第5079983号 |
特許権者 |
学校法人金沢工業大学 |
発明の名称 |
安定なホウ素化合物の液状組成物、その製造方法およびその用途 |
技術分野 |
機械・加工、無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
木材(竹材を含む)、紙、織布、防火・耐火・不燃化 |
目的 |
室温以上に加熱された温度でのそれぞれの単独化合物の溶解度を超える量でホウ酸とホウ砂を含む安定なホウ素化合物の液状組成物およびその製造方法、ならびに木材、紙、織布、不織布および樹脂を防火・耐火・不燃化する技術の提供。 |
効果 |
本技術によれば、室温以上に加熱された温度でのそれぞれの単独化合物の溶解度を超える量でホウ酸とホウ砂を含む安定なホウ素化合物の液状組成物およびその製造方法、ならびに木材、紙、織布、不織布および樹脂を防火・耐火・不燃化する技術を提供することができる。 |
技術概要 |
この技術では、100℃の水100gに対して、従来知られている100℃におけるホウ酸とホウ砂の溶解度38.1gと116.3gを遥かに超える量のホウ酸160gとホウ砂200gが意外にも完全に溶解することを見出した。本技術の安定なホウ素化合物の液状組成物におけるホウ素換算の重量モル濃度は、24.1mol/kgであり、公知の溶解度から計算した値11.8mol/kgの約2倍に相当する。ここで、容量1000mlのビーカーに水200gを入れて電熱器で加熱し、水が100℃で沸騰した後、ホウ酸320gとホウ砂400gを同時に添加し、混合溶液を十分に攪拌した。液温が一旦低下し、溶け残りの白色粉末により溶液が白濁したが、加熱を続けて再び液温が100℃に到達し、しばらく攪拌を続けると、濁りのない清澄な溶液が得られた。これは100℃において、添加したホウ酸とホウ砂が完全に溶解したことを意味する。加熱を停止して得られた溶液を放置したところ、溶液の上部と下部に析出物が観察された。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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