DNAを用いた透明電極の作製方法

開放特許情報番号
L2008000061
開放特許情報登録日
2008/1/11
最新更新日
2010/12/3

基本情報

出願番号 特願2005-024545
出願日 2005/1/31
出願人 国立大学法人北海道大学
公開番号 特開2006-207010
公開日 2006/8/10
登録番号 特許第4617460号
特許権者 国立大学法人北海道大学
発明の名称 DNAを用いた透明電極の作製方法
技術分野 電気・電子
機能 機械・部品の製造
適用製品 DNAを用いた透明電極
目的 光透過性を維持しつつ、電気伝導性を持つ電極を、簡易かつ効率良く作製する方法、およびこの方法により作製された透明電極を提供する。
効果 光透過性が高く、電極としての使用に十分な電気伝導性を持つ透明電極を、簡便に効率良く低コストで作製できる。また、この透明電極は、透明度の高いポリマーを用いるため、光透過性の非常に高い電極を実現できる。また、柔軟性の高いポリマーでもあることからフレキシブルな電極を実現でき、各種センサーの作製が可能である。
技術概要
 
透明電極の作製方法は、基板上にDNAの網目状構造体を作製する工程、DNAの網目状構造体をポリマーに転写する工程、および転写されたDNAを無電解メッキする工程を包含する。この構成により、光透過性の高い透明電極を簡易かつ効率良く作製することができる。ポリマーはポリジメチルシロキサンであることが好ましい。また、基板上にDNAの網目状構造体を作製する工程には、無電解メッキ触媒核を構成する化合物を含むDNA水溶液を基板上に滴下する。また、DNA水溶液にはマグネシウムイオンまたはカルシウムイオンが添加されることが好ましい。また、無電解メッキ触媒核を構成する化合物は白金化合物であることが好ましく、シス−ジアミンジクロロ白金(II)、テトラクロロ白金酸(II)カリウムおよびエチレンジアミンジクロロ白金(II)からなる群から選択されることが特に好ましい。さらに、DNAを無電解メッキする工程で用いられる無電解メッキ液は、銀−アンモニア錯体とヒドラジン、銀−アンモニア錯体とグルコース、銀−アンモニア錯体とホルマリンおよび塩化銅とホルマリンからなる群から選択される組成を有することが好ましい。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2022 INPIT