胚のガラス化保存用具と、それを用いた胚のガラス化保存方法

開放特許情報番号
L2007007846
開放特許情報登録日
2007/12/21
最新更新日
2014/3/6

基本情報

出願番号 特願2006-087260
出願日 2006/3/28
出願人 独立行政法人家畜改良センター
公開番号 特開2007-261973
公開日 2007/10/11
登録番号 特許第4431754号
特許権者 独立行政法人家畜改良センター
発明の名称 胚のガラス化保存用具及びそれを用いた胚のガラス化保存方法
技術分野 金属材料、有機材料、その他
機能 材料・素材の製造、接着・剥離、その他
適用製品 桑実胚〜胚盤胞の胚(ブタ、ウシ、ヒツジ、ヒト)のガラス化保存用具、胚のガラス化保存方法
目的 完全な透明体に包まれた豚桑実胚及び胚盤胞を液体窒素と直接接触することなく、しかも簡易にガラス化保存する方法、並びにその胚のガラス化保存用具を提供する。
効果 本発明によれば、桑実胚及び胚盤胞を直接液体窒素に浸漬することなく超低温保存することが可能となった。そのことから豚においても疾病伝搬リスクが最小な超低温保存胚による種豚の流通が可能になる他に、特定疾病(オーエスキー病等)に感染した豚群を胚移植によって清浄化する際に新たに超低温保存胚の利用が可能になる。また、本発明のガラス化保存方法によって胚を超低温保存することで従来のガラス化保存法よりも作業が簡便になる。
技術概要
 
胚の付着保持具と、その付着保持具を収容する筒状の収容具とからなる胚のガラス化保存用具であって、胚の付着保持具として先端近傍の上面をカットすることにより形成した開口を有する金属製筒状部材を用いる胚のガラス化保存用具、並びに胚の付着保持具を用いて胚の入ったガラス化溶液を、その付着保持具の開口に付着・保持させると共に、付着保持具を収容する筒状の収容具をその先端が液体窒素外へ突出するように、液体窒素内に投入し、次いで筒状の収容具内に付着保持具を収容する胚のガラス化保存方法である。なお、ガラス化保存とは高濃度の凍結防止剤が添加されたガラス化溶液と共に胚を速やかに冷却することによって、胚に対して有害な低温域を速やかに通過すると共に、細胞内氷晶を形成しないため胚に損傷を与えずに胚を凍結(ガラス化)保存できる技術である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
希望譲渡先(国内) 【否】 
特許権実施許諾 【可】
実施権条件 平成10年6月29日付特総第1173号特許庁長官通達「特許権等契約ガイドライン」に基づき、案件ごとに協議のうえ決定。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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