レポーター遺伝子に由来するmRNAの定量により遺伝子転写機能を測定する方法、及び、それに用いる各種プライマー

開放特許情報番号
L2007007737
開放特許情報登録日
2007/12/14
最新更新日
2016/10/18

基本情報

出願番号 特願2004-025304
出願日 2004/2/2
出願人 独立行政法人放射線医学総合研究所
公開番号 特開2005-211032
公開日 2005/8/11
登録番号 特許第4348435号
特許権者 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 レポーター遺伝子に由来するmRNAの定量により遺伝子転写機能を測定する方法、及び、それに用いる各種プライマー
技術分野 食品・バイオ
機能 検査・検出
適用製品 レポーター遺伝子に由来するmRNAの定量により遺伝子転写機能を測定するシステム、及び、それに用いる各種プライマー
目的 リアルタイムPCR法を利用した、極微量の外来遺伝子に由来するmRNAを選択的に定量する方法、更に、定量法を利用して構造遺伝子コード領域の上流に結合させた任意の配列の転写機能(転写調節能力)を測定する方法、及び、それに用いる各種プライマーを提供する。
効果 特異性の高いプライマーを使用することにより、試料に共存する多量の外来遺伝子DNAの存在下であっても、ごく微量しか存在しないDNAから転写されたmRNAに由来するcDNAをリアルタイムRT PCRにおいて選択的に測定することが可能となる。その結果、レポーター蛋白質の測定に伴うタイムラグの問題が解決されて、物理・化学的刺激誘導後1−2時間以内に発生するような急速な転写の増加および減少が測定可能になり、更に、レポーター蛋白質の調節や安定性の問題に配慮する必要がなくなった。
技術概要
 
5’N−S−(T)m−3’(式中、Nは5塩基以下の任意の塩基配列、特異配列Sは塩基配列:AGCACTGACCGATGTCACGを含む配列、mは10〜19の整数)に係る塩基配列を含む逆転写反応用プライマーである。特異配列Sには、その特異性を維持する限り、19塩基から成る特定の配列に加えて任意の塩基を含むことが出来、例えば、塩基数が15〜25でありこの範囲のTm値が55℃〜60℃の範囲にある配列とすることが出来る。また、リバースPCRプライマー、及び、転写停止配列に由来するフォワードPCRプライマーの組み合わせから成る、PCRプライマーセットである。また、PCRプライマーセット、又は、リアルタイムPCR用キットを用いてcDNAを増幅させ、外来遺伝子に由来するmRNAを定量する方法である。さらに、mRNA定量法を用いて、任意の配列の転写機能により細胞内で発現された外来遺伝子であるレポーター遺伝子由来のmRNAを定量し、配列の転写機能を測定する方法である。
リサーチツールの分類 方法・プロセス、その他
有体物情報 その他/プライマー
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 レポーター遺伝子とリファレンス遺伝子を同時に細胞に移入して両者のmRNA量を比較する方法を採用したことにより、外来DNAの細胞導入効率の変動の問題を解決する。又、予め一定量の標準DNAの増幅を行い、使用可能な反応ウェルを選別することにより、リアルタイムPCRにおける20%以下の偏差による測定が可能となる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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