Hモード・ドリフトチューブ線形加速器及びその設計方法

開放特許情報番号
L2007007705
開放特許情報登録日
2007/12/14
最新更新日
2016/10/18

基本情報

出願番号 特願2005-277426
出願日 2005/9/26
出願人 独立行政法人放射線医学総合研究所
公開番号 特開2007-087855
公開日 2007/4/5
登録番号 特許第4194105号
特許権者 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 Hモード・ドリフトチューブ線形加速器及びその設計方法
技術分野 電気・電子
機能 機械・部品の製造
適用製品 Hモード・ドリフトチューブ線形加速器
目的 多大な時間を必要とせずに自動チューナーとして適切なチューナーの組み合わせを調べるための方法を提供することであり、また、そのような方法によって選定した自動チューナーを使用して線形加速器を設計すること及びそのように設計された線形加速器を提供すること並びに選定した自動チューナーの調節方法を提供する。
効果 共振器の軸方向に配置された複数のチューナーの中から少なくとも2つのチューナーを選択し、それらのチューナーの共振器軸方向の位置とその共振器内部への挿入量との組み合わせを利用して、自動チューナーとして適切な組み合わせを比較的容易に見つけることができる。特に、複数のチューナーによる電圧変化が打ち消し合って全体の電圧分布が実質的に変化しないようなチューナーの組み合わせを比較的容易に選定できる。
技術概要
共振器内部に発生するTE波(Hモード)を利用したHモード・ドリフトチューブ線形加速器の設計方法において、共振器の軸方向に配置された複数のチューナーの中から少なくとも2つのチューナーを選択し、それらのチューナーの共振器軸方向の位置とその共振器内部への挿入量との組み合わせを利用して、共振器内の電圧分布を変えずに周波数のみを変えるように自動チューナーを選定する。自動チューナー選定方法は図1のステップS1及びステップS2によって構成される。図2は、このステップのS1及びステップS2の手順を更に詳細に示すフローチャートである。図2に示すように、ステップS1は、ステップS1aとステップS1bを含む。先ず、ステップS1aにおいて、チューナーの挿入量に対する電圧変化の線形性を確認する。具体的には、1つのチューナーについて、チューナーの挿入量を変え、それぞれに関して三次元電磁場計算を行い電圧変化の様子をプロットすることによりグラフを作成する。このグラフによって、チューナーの挿入量に対する電圧変化の線形性を確認する。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】
希望譲渡先(国外) 【可】 

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 どのチューナーの組み合わせが最も適切かを調べる方法として、チューナー挿入量と電圧変化との間の一定の関係に基づいて複数のチューナーに対して個々の挿入量に対する個別の電圧変化データを計算しているので、無限のチューナーの組み合わせに対して多大な時間を要する三次元電磁場計算を必要としない。
改善効果2 選定された自動チューナー相互の挿入量の比率を変更せずに挿入量を調節するので、その調節による電圧変化を予想できると共にその電圧変化を許容範囲に維持しながら共振周波数を補正することができる。
アピール内容 ○PCT出願番号:PCT/JP2005/019990 ○国際公開番号:WO2007/034573 ○US公開番号:US2009/261760 英語版ライセンス情報ページがあります。 There is an English version license information page.

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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