高周波加速空洞及び装置

開放特許情報番号
L2007007704
開放特許情報登録日
2007/12/14
最新更新日
2016/10/18

基本情報

出願番号 特願2005-210344
出願日 2005/7/20
出願人 独立行政法人放射線医学総合研究所
公開番号 特開2007-027001
公開日 2007/2/1
登録番号 特許第4534005号
特許権者 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 高周波加速空洞及び装置
技術分野 電気・電子
機能 機械・部品の製造
適用製品 高周波加速空洞及び装置
目的 ファインメットや4極真空管を用いることなく、小型化、小電力化が可能で、メンテナンスも容易な高周波加速空洞を提供する。
効果 鉄分を主成分とするファインメットを用いることなく、小型で無同調型の高周波加速空洞を実現できる。又、高い加速電圧が得られるにも拘らず、運転管理が煩雑な4極真空管を使う必要がなく、半導体アンプのみを使った加速装置で高い加速電圧を実現でき、単純な装置で空間電荷効果を緩和することができる。更に、運転も容易になり、癌治療装置等の運転経費を減らすことが可能となる。
技術概要
荷電粒子を高周波電場により加速又は減速するための磁性体コア16を備えた高周波加速空洞10において、前記磁性体コア16の材料として、磁場処理コバルト基アモルファス磁気合金を用いる。磁性体コアの一方の面に、熱伝導率を向上させた接着剤を用いて冷却板が接着され、他方の面の一部に、電気絶縁材でなるスペーサが放射状に取り付けられ、空気の層が確保されている。磁性体コアの透磁率が、コア径の内側と外側とで異なるようにされている。磁性体コアを複数含むユニットが、複数設けられている。図1(縦断面図)、図2(水平断面図)、図3(図1のVI−VI線に沿う横断面図)、図4(組立前の一つのコアアセンブリの全体形状を示す縦断面図)に示す如く、高周波加速空洞10のビームダクト14の外周に配設する高透磁率の磁性体コア16として、磁場処理コバルト基アモルファス磁気合金を用いると共に、図4に示した如く、磁性体コア16の一方の面に、例えばエポキシ中に、絶縁材で、熱伝導率がエポキシに比べて高いアルミナを混ぜた接着剤20で、例えば銅製の冷却板18を接着し、コア16の面に凹凸があっても、効率良く冷却できるようにする。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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