出願番号 |
特願2005-210344 |
出願日 |
2005/7/20 |
出願人 |
独立行政法人放射線医学総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-027001 |
公開日 |
2007/2/1 |
登録番号 |
特許第4534005号 |
特許権者 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
発明の名称 |
高周波加速空洞及び装置 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
高周波加速空洞及び装置 |
目的 |
ファインメットや4極真空管を用いることなく、小型化、小電力化が可能で、メンテナンスも容易な高周波加速空洞を提供する。 |
効果 |
鉄分を主成分とするファインメットを用いることなく、小型で無同調型の高周波加速空洞を実現できる。又、高い加速電圧が得られるにも拘らず、運転管理が煩雑な4極真空管を使う必要がなく、半導体アンプのみを使った加速装置で高い加速電圧を実現でき、単純な装置で空間電荷効果を緩和することができる。更に、運転も容易になり、癌治療装置等の運転経費を減らすことが可能となる。 |
技術概要
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荷電粒子を高周波電場により加速又は減速するための磁性体コア16を備えた高周波加速空洞10において、前記磁性体コア16の材料として、磁場処理コバルト基アモルファス磁気合金を用いる。磁性体コアの一方の面に、熱伝導率を向上させた接着剤を用いて冷却板が接着され、他方の面の一部に、電気絶縁材でなるスペーサが放射状に取り付けられ、空気の層が確保されている。磁性体コアの透磁率が、コア径の内側と外側とで異なるようにされている。磁性体コアを複数含むユニットが、複数設けられている。図1(縦断面図)、図2(水平断面図)、図3(図1のVI−VI線に沿う横断面図)、図4(組立前の一つのコアアセンブリの全体形状を示す縦断面図)に示す如く、高周波加速空洞10のビームダクト14の外周に配設する高透磁率の磁性体コア16として、磁場処理コバルト基アモルファス磁気合金を用いると共に、図4に示した如く、磁性体コア16の一方の面に、例えばエポキシ中に、絶縁材で、熱伝導率がエポキシに比べて高いアルミナを混ぜた接着剤20で、例えば銅製の冷却板18を接着し、コア16の面に凹凸があっても、効率良く冷却できるようにする。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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