出願番号 |
特願2006-058175 |
出願日 |
2006/3/3 |
出願人 |
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 |
公開番号 |
特開2007-232695 |
公開日 |
2007/9/13 |
登録番号 |
特許第4859208号 |
特許権者 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
発明の名称 |
乱気流の検知方法 |
技術分野 |
電気・電子、輸送 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
飛行経路、風擾乱予知システム、航空機の危険回避手段 |
目的 |
過去に取得したデータベース等の統計データに依存することなく且つレーザ光をコーン角度又はファン角度で走査することなく単一方向に照射したレーザ光のみに基づいて航空機の前方に存在する乱気流を検知することが出来る乱気流の検知方法の提供。 |
効果 |
レーダ装置のレーザ光を上下に振ることなしに、単一方向のレーザ光の照射に対する散乱光から得られる前方の向かい風に関する風速度を処理するだけで、航空機の航行に悪影響をもたらす乱気流の存在を事前に直接的に予知することができるようになり、乱気流を検知するシステムの構成が非常に簡素化されることとなる。また、警報を発することによりパイロットに危険回避を促し、航空機が乱気流に突入することを好適に防止することができ、 |
技術概要
|
この技術の乱気流の検知方法は、航空機の進行方向に照射された単一方向のレーザ光に対する散乱光のうち被計測対象エリアに対応する散乱光を受光し、その散乱光の波長変化に基づいて前記被計測対象エリアの向かい風の風速度を求める工程と、風速度を時間微分することにより得られるFhファクターを指標値として導入し、指標値の絶対値を予め設定した閾値によって判定する工程と、絶対値が閾値を超える場合は注意喚起手段によって操縦者に乱気流の存在を覚知させる工程とから成る。即ち、この技術の乱気流の検知方法は、リモートセンシングの手段としてレーザ光を用い、レーザ光を前方に照射し散乱光を受光することにより、航空機が通過することとなる被計測対象エリアの向かい風の風速度に関するデータを取得し、次にその風速度の時間微分の絶対値を求め、その絶対値を、実際の垂直加速度の変動値の絶対値|ΔG|のデータを基に予め設定した閾値で検定し、その絶対値がその閾値を超える場合は航空機の前方に乱気流があると判定すると共に、操縦者に対して乱気流の存在を注意喚起手段によって覚知させている。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|