出願番号 |
特願2006-064326 |
出願日 |
2006/3/9 |
出願人 |
独立行政法人科学技術振興機構 |
公開番号 |
特開2007-238519 |
公開日 |
2007/9/20 |
登録番号 |
特許第5025970号 |
特許権者 |
国立研究開発法人科学技術振興機構 |
発明の名称 |
中空の殻内部に含フッ素アルキル基を有する中空遷移金属錯体、及びその製造方法 |
技術分野 |
有機材料、無機材料、金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
簡便な操作で得られ、生体分子のタンパク質や核酸等が包接でき、球状構造のナノ表面を利用した生理活性や光物性等への応用が期待され、医薬分野等で広く利用される。 |
目的 |
二座有機配位子が、末端に含フッ素アルキル基部分を有するものであり、置換基が中空の殻内部に配向するように形成されている中空遷移金属錯体、及びその製造方法を提供する。 |
効果 |
フッ素を含む他の分子やイオンをゲストとして選択的に取り込むことが可能となり、また、置換基の含フッ素アルキル基の種類等を選択して用いることで、取り込むゲストの種類や数の制御を行うこともでき、その産業的利用価値は極めて大きい。 |
技術概要
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中空の殻を有する中空遷移金属錯体であって、中空の殻が、n1個(n1は、6〜60の整数)の遷移金属原子と、2(n1)個の二座有機配位子とから形成されてなり、二座有機配位子が、末端に含フッ素アルキル基部分をもつ置換基を有するものであり、かつ、置換基が中空の殻内部に配向するように形成されている。尚、含フッ素アルキル基部分が、パーフルオロアルキル基であり、遷移金属錯体を構成する遷移金属原子が、Ti、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ru、Rh、Pd、Cd、Os、Ir及びPtからなる群から選ばれる一種であり、二座有機配位子は、式(1)(Dは連結基;Rfはパーフルオロアルキル)で示される化合物等である。更に、遷移金属化合物(M)と、末端に含フッ素アルキル基部分をもつ置換基を有する二座有機配位子(L)とを、遷移金属化合物(M)1モルに対し、二座有機配位子(L)を1〜5モルの割合で反応させることにより、中空遷移金属錯体を製造する。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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