出願番号 |
特願2002-233134 |
出願日 |
2002/8/9 |
出願人 |
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 |
公開番号 |
特開2004-069270 |
公開日 |
2004/3/4 |
登録番号 |
特許第3885113号 |
特許権者 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
発明の名称 |
燃焼加熱炉 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
燃焼加熱炉 |
目的 |
温度の高さ及び一様性、作業効率や燃料消費、製造コストなどの点で、従来の簡易な方法よりも格段に優れた、移動も可能な新規な燃焼加熱炉を提供する。 |
効果 |
既燃ガス領域に被処理材を通すことによって、被処理材が大型の長尺材であっても連続した作業効率の良い熱的処理が可能である。また、円筒状側壁面は高温の火炎や既燃ガスと接触せず比較的温度の低い予混合気に覆われているために過熱されないので、燃焼室は高価な耐熱材料を用いることなく金属によって製作可能である。その結果、燃焼加熱炉を軽量・簡易・小型に製作し、容易に移動可能な構造にすることも可能である。 |
技術概要
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図1は、燃焼加熱炉を棒材の熱処理に適用した模式的断面図である。図1(a)は同(b)の線A−Aについての模式的断面図、図1(b)は同(a)の折れ線B−Bについての模式的断面図である。図1に示す燃焼加熱炉10において、円筒状燃焼室(燃焼室)11は、円筒状側壁面(以下、単に「側壁面」と略す)12によって周囲が定められており、燃焼室11の両端部は側壁面12がそのまま開放された端部開口16、16となっている。側壁面12には、例えば2個の側壁流入口13が開口しており、流体として燃料と空気との予混合気14が、側壁流入口13から側壁面12の接線方向に向かって(共に、周方向同じ向き)燃焼室11内に流入し、燃焼室11の側壁面12に沿って流れる。燃焼室11に流入した予混合気14は、燃焼室11内において旋回流れを生じる。混合気旋回流れが着火・燃焼することによって、混合気旋回流れの内周側に、燃焼室11の中心軸に対し同軸で略対称な円筒状の連続火炎面15が形成される。連続火炎面15と側壁面12との間の環状空間17は比較的温度の低い予混合気で満たされ、一方、連続火炎面15の内側の空間は高温の既燃ガスで満たされた既燃ガス領域18となる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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