出願番号 |
特願2001-178408 |
出願日 |
2001/6/13 |
出願人 |
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 |
公開番号 |
特開2002-372467 |
公開日 |
2002/12/26 |
登録番号 |
特許第3766864号 |
特許権者 |
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
発明の名称 |
二重円筒型カートリッジによる軸受荷重測定システム |
技術分野 |
電気・電子、輸送 |
機能 |
機械・部品の製造、検査・検出 |
適用製品 |
再使用型宇宙輸送システム、航空宇宙用軸受、ロケット用ターボポンプ |
目的 |
ターボポンプ内の軸受カートリッジをロードセルとして用い、重量の増加及び回転軸系の振動特性の大きな変化を引き起こすことなく軸荷重を計測可能とするシステムにおいて、歪みゲージの出力が軸受ボール位置の影響を受けないで軸受に作用する半径方向荷重とモーメント荷重を分離して計測できるシステムの提供。 |
効果 |
軸受のベアリングボールと歪みゲージの相対的な位置の変化を受けない検出ができる。また、歪みゲージを配置する軸方向位置は、有限要素法による解析で半径方向に所定量の荷重を加えたときカートリッジの上面の軸方向位置と歪み量との関係から歪みの位相を異にすると共に歪みが大きいところであって、モーメント荷重を変えた時影響の少ない条件を満たす2点とすることで、モーメント荷重の影響をほとんど受けないで、かつ2点ゲージ法に基づく高感度検出ができる。 |
技術概要
 |
この技術の軸受荷重測定システムは、ベアリングボールを介在させて軸と共に回転する内輪と軸受カートリッジと共に非回転の外輪とからなる軸受回転部を備えた回転機械における軸受荷重を軸受カートリッジをロードセルとして測定するシステムであって、軸受カートリッジはベアリングが転動する外輪を内接する内側円筒部とリング状支持部材を介して連接された外側円筒部とからなる二重円筒型で構成され、外側円筒部の外面に配設された歪みゲージによって軸受荷重を測定しているものである。この際、歪みゲージを配置する位置は、有限要素法による解析で半径方向に所定量の荷重を加えたときカートリッジの上面の軸方向位置と歪み量との関係から歪みの位相を異にすると共に歪みが大きいところであって、荷重印加点を軸方向に変化させることでモーメント荷重を変えた時影響の少ない条件を満たす2点としている。更に、内側円筒部と外側円筒部とを連接するリング状支持部材の軸方向取付け位置は、周方向歪みのモーメント荷重の影響が最も少ないことを目安に決定している。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|