マウス腸骨リンパ節を用いたモノクローナル抗体の作製

開放特許情報番号
L2007007245
開放特許情報登録日
2007/11/22
最新更新日
2008/10/3

基本情報

出願番号 特願2005-233741
出願日 2005/7/13
出願人 佐渡 義一
公開番号 特開2007-020547
公開日 2007/2/1
登録番号 特許第4098796号
特許権者 医療法人創和会
発明の名称 マウス腸骨リンパ節を用いたモノクローナル抗体の作製
技術分野 食品・バイオ
機能 材料・素材の製造
適用製品 生命科学、マウスモノクローナル抗体
目的 腸骨リンパ節を利用したマウスモノクローナル抗体の作製方法の提供。
効果 ラットリンパ節法と同様に、抗原の免疫注射は1回で十分であり、抗原の免疫注射の2週間前後から細胞融合が可能であり、融合した場合に目的の融合細胞の出現効率が高くなる。
技術概要
 
この技術では、抗原のエマルジョンをそれぞれ左右の尾根部に注射する。この注射により、免疫注射をしない場合は肉眼的に見つけることが困難なマウスの腸骨リンパ節を、短径1から2mm、長径2から3mmの大きさに腫大させることができる。この腸骨リンパ節の中には感作B細胞が入っており、この腸骨リンパ節を使用する。免疫注射により腫大した腸骨リンパ節の大きさは通常2匹のマウスから取り出したものが細胞融合1回に適した量である。適した量とは4枚の96穴培養プレートに融合処理後の細胞を播いた場合、ウエル数の合計384個のうち約50から150程度のウエルが陽性ウエルになる量である。この技術では初回免疫注射後14日から21日の間が細胞融合に最適期間とし、28日後でも脾臓法を上まわる目的の融合細胞が出現する。このことから、初回免疫注射後から28日後までは明らかにこの技術の範囲であるが、28日以後も数日間はその効果が持続すると期待できるので、30日以内はこの技術の範囲である。
実施実績 【有】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【改善】
改善効果1 従来の脾臓法と比較して抗原注射が1回でよい。また、尾根部注射なので動物に与える苦痛がより少ないと考えられる。
改善効果2 免疫期間が脾臓法の半分程度なので抗体作製のスピードが速くなる。
改善効果3 融合細胞の出現頻度が脾臓法の約10倍であるため目的の優良抗体を得るチャンスが高い。

登録者情報

登録者名称 佐渡 義一

技術供与

掲載された学会誌 【有】
掲載学会誌名1 Acta Histochemica et Cytochemica 39: 89−94, 2006
掲載学会誌名2 生化学 78: 1092−1095, 2006
技術指導 【可】
期間 数日から1週間程度
技術指導料 【要】 

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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