磁気共鳴イメージング装置および撮像方法

開放特許情報番号
L2007007065
開放特許情報登録日
2007/11/16
最新更新日
2010/10/1

基本情報

出願番号 特願2006-086897
出願日 2006/3/28
出願人 国立大学法人 筑波大学
公開番号 特開2007-260001
公開日 2007/10/11
登録番号 特許第4576534号
特許権者 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 磁気共鳴イメージング装置および撮像方法
技術分野 その他
機能 検査・検出
適用製品 磁気共鳴イメージング装置、骨粗鬆症診断装置
目的 指骨を対象とし、小型・安価で、かつ被検者の姿勢に自由度が高く楽な姿勢で、しかも安全に骨密度と骨質を評価し、骨粗鬆症の診断を可能とするMRI装置および撮像方法を提供する。
効果 指骨を対象とするため、小型の永久磁石を用いても、高い強度の静磁場を発生することができ、また、小さな口径の高周波コイルを用いることにより、単位体積あたりの信号対雑音比を高めることができる。大型の電磁シールドルームが不要で、局所的な電磁シールドが可能で、装置全体のサイズの小型化、設置スペースの縮小化ができ、安価な装置にすることも可能である。
技術概要
この磁気共鳴イメージング装置は、図1に示すように、均一な静磁場を発生して核磁化を作り出す磁石141、x、y、z方向の静磁場勾配を作る勾配磁場コイル143〜145、核スピン系に高周波を与え、また信号を受信するRFコイル(高周波コイル)142、システム全体を制御しNMR信号収集し、画像再構成などを行うコンピュータ110、核スピンを励起する高周波信号を作り、また受信したNMR信号を増幅・検波する高周波信号受信系(155、131、120、111)、勾配磁場コイルをドライブする勾配磁場電源系(112、151〜153、)、核スピンを励起する高周波信号送信系(112、132、120、154)、そして、取得したNMR信号から再構成される画像を表示する画像ディスプレイ180からなっている。生体の人指を高周波コイル142の円筒形の内部に挿入し、高周波コイル142に高周波パルスシーケンスを印加して指骨海綿骨を高い空間分解能で撮像し、指骨海綿骨の三次元構造評価とそれに基く骨質評価を可能としたる磁気共鳴イメージング装置である。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【否】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 指骨を対象とするため、被検者の姿勢の自由度が高く楽な姿勢で、しかも電離放射線を使用しないため、安全に骨密度と骨質の検査を受けることができる。
改善効果2 強制回復パルスシーケンスを用いることにより、骨髄の水素原子核の長い縦緩和時間と高周波パルスの早い繰り返し励起による信号減衰の問題を解消して計測時間を短縮できる。
改善効果3 強制回復パルスシーケンスを用いる際、位相エンコード勾配磁場の振幅ないし印加時間の最適化により、強制回復効果が高まり、位相エンコード勾配磁場方向の画像のぼけを解消することができる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【有】
国外 【無】   
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