出願番号 |
特願2006-089429 |
出願日 |
2006/3/28 |
出願人 |
国立大学法人 筑波大学 |
公開番号 |
特開2007-259762 |
公開日 |
2007/10/11 |
登録番号 |
特許第4660768号 |
特許権者 |
国立大学法人 筑波大学 |
発明の名称 |
微小分析装置及び微少試料の分析方法 |
技術分野 |
その他 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
微小化学物質分析システム、μTAS、医療用検査装置、血液検査装置 |
目的 |
酵素活性を利用して各種の検量を行なう微小分析装置及び微少試料の分析方法において、測定に際して試料や基質の取り扱い作業を大幅に軽減し、また分析データに高い信頼性を持つ微小分析装置及び微少試料の分析方法を提供する。 |
効果 |
極めて空間的に狭い領域である微小流路に凍結乾燥された基質叉は酵素が配設し、そこに試料液が導入することにより、素早く混合することになり、酵素反応の立ち上がりも早く、微小流路での毛細管現象と、凍結乾燥された基質叉は酵素材料の多孔質による毛細管現象との相乗効果が得られ、2、3分程度の時間で酵素反応による検量ができることになり、例えば医療現場での迅速な測定結果の提供もできることになる。 |
技術概要
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この微小分析装置は、基板上に微小流路を形成し、微小流路に臨むように酵素を担持させる酵素担持部を形成し、酵素担持部の近傍の微小流路中に凍結乾燥された基質を含む担体を配置させ、微小流路に試料液を流すことで測定可能な酵素活性を生じさせ、基質に対応する試料中の酵素活性を分析する。図1に示すように、微小分析装置10は、小さな扇状の平板ガラス基板11上に電極群を形成し、微小流路26が形成されるポリイミド絶縁層12と基板13とが積層される構造を有す。ガラス基板11上には、作用極16、参照極18、及び対極19が流路内の領域で直線状に点在して形成され、それぞれ測定パッド部21、22、23で電流計に接続される。作用極16の表面には微小流路26に臨むように酵素を担持させる酵素担持膜17が形成される。流路形成層として機能する基板13がその微小流路26に凍結乾燥された基質材料部15を配置し張り合わされる。微小分析装置の測定対象の酵素としては、種々の酵素を対象とすることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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