出願番号 |
特願2004-115613 |
出願日 |
2004/4/9 |
出願人 |
国立大学法人 東京医科歯科大学 |
公開番号 |
特開2005-298644 |
公開日 |
2005/10/27 |
登録番号 |
特許第4599550号 |
特許権者 |
国立大学法人 東京医科歯科大学 |
発明の名称 |
ナノゲル工学によるハイブリッドゲルの調製とバイオマテリアル応用 |
技術分野 |
有機材料、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
ポリマーゲル、化学ゲル、抗体、人工タンパク質モチーフを架橋点とする物理架橋ゲル、架橋点が移動するトポロジカルゲル |
目的 |
ナノ微粒子とゲルの特性を合わせ持つナノメーターサイズ(特に100nm以下)の高分子ゲル微粒子(ナノゲル)は、特にドラッグデリバリーシステムやナノテクノロジー分野で注目されるようになってきたことに鑑み、自己組織化ナノゲルをビルディングブロックとした構造制御された新規ハイブリッドゲルの合成と利用(ナノゲルエンジニアリング)達成することの実現。 |
効果 |
ハイブリッドゲルは、調製条件による多様な性質をもち、目的に合わせた性質の生体対応物質の調製を可能とする。このため、ハイブリッドゲルは、生理活性物質のリザーバーシステム、制御システム、DDSシステムへの応用において大きな利点がある。 |
技術概要 |
この技術は、親水性多糖類に100単糖あたり1〜5個の疎水性基を導入して得られた分子量20,000〜200,000の水溶性多糖類に、さらに100単糖あたり2〜20個の重合性基を導入し得られた化合物を基盤物質とし、これに機能性モノマーと共重合をおこす工程を含む多糖類と合成高分子とのハイブリッドゲルの調製方法とする。共重合反応を、多糖類によるナノゲル間の架橋反応を抑えることが可能な重合反応物の濃度の条件で行うことにより、多糖類によるナノゲルをシード(種)として、その周りを他の機能性高分子で被ったナノゲルを調製することができる。共重合反応を、全体がゲル化可能な重合反応物濃度の条件でマクロゲルを調製することができる。多糖類は、プルラン、アミロペクチン、アミロース、デキストラン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルデキストラン、マンナン、レバン、イヌリン、キチン、キトサン、キシログルカンおよび水溶性セルロースからなる群より選択される1種以上である。導入される疎水性基は、炭素数12〜50の炭化水素基、ステリル基等が例示される。 |
実施実績 |
【試作】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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