出願番号 |
特願2006-023938 |
出願日 |
2006/1/31 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2007-204407 |
公開日 |
2007/8/16 |
発明の名称 |
含窒素化合物の製造方法及びその装置 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
機械・部品の製造、材料・素材の製造 |
適用製品 |
有機工業製品、出発原料、中間体、副生物、製造装置の腐食損傷、環境汚染 |
目的 |
流通式超臨界水装置による超臨界水条件でシクロヘキサノンから直接ε−カプロラクタムを合成することが可能な含窒素有機化合物の製造方法及びその装置を提供すること、また、流通式超臨界水装置による超臨界水条件で一段工程により、触媒を使用することなく、環状ケトン化合物から、直接ラクタム化合物、オキシム化合物、及び/又はアミノカルボン酸を合成できる、それらの化合物の合成方法を提供することの実現。 |
効果 |
高温高圧水を反応媒体とする流通式反応装置に、環状ケトン化合物と、ヒドロキシアンモニウム、その塩、又はアンモニアと酸化剤を高速で導入することによって、短時間で、しかも一段工程で含窒素有機化合物を製造することができる。硫酸等の酸を触媒としないので、反応装置の腐食損傷を起こさない含窒素有機化合物の製造装置を得ることができる。 |
技術概要
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この技術は、高温高圧水を反応媒体とする流通式反応装置を用いて、環状ケトン化合物から、ヒドロキシアンモニウム、その塩、又はアンモニアと酸化剤との反応により直接含窒素有機化合物を合成する含窒素有機化合物の製造方法とする。反応媒体として、高温高圧条件の水が用いられるが、具体的には、例えば、温度200℃以上、圧力20MPa以上の高温高圧水であり、好適には、亜臨界水ないし超臨界水が反応媒体として用いられる。超臨界水等の高温高圧水は、それ自体公知の方法によって製造され、その温度、圧力条件等は、例えば、その生成装置の外からヒーターや溶融塩等の加熱により、あるいは反応器内での内熱方式によって制御される。また、予め高温高圧水を製造しておき、外部から送水ポンプ等を用いて反応器内に注入して反応器内でその温度、圧力となるように調整することが可能であり、温度圧力条件の異なる二種類以上の高温高圧水を反応系に供給して反応条件を制御することも可能である。更に、流通式超臨界水装置において、反応容器内の圧力は、圧力調整弁で制御することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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