ポリ塩素化ビフェニルの分解処理方法

開放特許情報番号
L2007003950
開放特許情報登録日
2007/8/24
最新更新日
2007/8/24

基本情報

出願番号 特願2005-249422
出願日 2005/8/30
出願人 国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
公開番号 特開2007-061706
公開日 2007/3/15
登録番号 特許第3914995号
特許権者 国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
発明の名称 ポリ塩素化ビフェニルの分解処理方法
技術分野 機械・加工、生活・文化
機能 安全・福祉対策
適用製品 ポリ塩素化ビフェニル(PCB)のような有機塩素化合物を分解処理するための分解処理方法
目的 ダイオキシン等の有害物質を発生することがなく、水中や土壌中等の有機塩素化合物を効率的に分解処理することが可能で、しかも水溶液中において有機塩素化合物を効率的に分解処理することが可能な有機塩素化合物の分解処理方法の提供。
効果 本技術によれば、有機塩素化合物の分解処理を水溶液中で行うことができる。したがって、分解処理に際して有機溶媒を使用する必要がなく、作業者の健康上の問題や、使用済み有機溶媒の処理の問題等を解消することができる。また、光照射によって有機塩素化合物を分解しているので、ダイオキシン等の有害な副産物を一切出さずに処理を行うことができる。
技術概要
 
この技術では、疎水性場を有する親水性ホスト化合物によって有機塩素化合物を取り込むことで、水溶液中での処理が可能となることを見出した。即ち、水溶液中において、ポリ塩素化ビフェニルに疎水性場を有する親水性ホスト化合物を作用させることにより包接錯体を形成した後、包接錯体を含む水溶液に光照射することにより親水性ホスト化合物を分解することなくポリ塩素化ビフェニルを分解する。例えばシクロデキストリンは、親水性の化合物であるが、その中心部分に疎水性場を有している。このような化合物を親水性ホスト化合物として有機塩素化合物を作用させると、疎水性場に有機塩素化合物をゲスト化合物として取り込んで包接錯体を形成する。この包接錯体は、ホスト化合物が有する性質(親水性)により、水溶液中に分散する。したがって、この水溶液中に分散した包接錯体に対して光照射を行い、有機塩素化合物の分解を行えば、有機塩素化合物の分解処理が水溶液中で行われることになる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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