出願番号 |
特願2005-285657 |
出願日 |
2005/9/29 |
出願人 |
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 |
公開番号 |
特開2007-092694 |
公開日 |
2007/4/12 |
登録番号 |
特許第3947794号 |
特許権者 |
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 |
発明の名称 |
マイクロポンプ、及び、マイクロポンプを備える流体移送デバイス |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
制御・ソフトウェア |
適用製品 |
化学分析、試料の前処理、試薬との反応、後処理、分離分析、検出 |
目的 |
1.流体の定量移送が可能であり、2.製造が容易であり、3.移送流体が滞留しにくく、4.移送力が大きく、5.小型化が可能であり、6.操作が容易であり、これら総ての性能条件を満たすことが可能なマイクロポンプ、及び、このマイクロポンプを利用した流体移送デバイスの提案。 |
効果 |
本技術のマイクロポンプによれば、上流の第1の隔膜の引き上げと押し下げの制御により、流路が狭窄されて常に体積変化分の流体が移送されるため、簡単な制御での定量移送が可能である。従来のように複雑な構造の逆止弁等も不要であり、構成が簡単で、小型化にも適する。移送流体が滞留するスペースもなく、滞留移送流体による成分変化等の問題も生じない。 |
技術概要
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この技術では、下流側の弁が第2の隔膜と第2の突起とを接触させて流路を閉塞した状態のまま、上流側の弁が制御手段により第1の隔膜を第1の空間の側に引き上げて流路を広げると、第1の隔膜と第1の突起が離れて上流側の弁が開き、流路の減圧により第2の隔膜が引き下げられ下流側の弁が開きにくくなり、広げられた流路空間に移送流体が上流側から流入する。つぎに、上流側の弁が制御手段により第1の隔膜を流路側に押し下げると、第1の隔膜と第1の突起とが接触して移送流路を閉塞するとともに、流路が狭窄されて流路体積が変化する。第1の隔膜には制御手段により押し下げる力が働いているため、上流側の弁は下流側の弁に比較して開きにくく、下流側の弁は上流側の弁に比べて開きやすい状態となる。体積変化分の移送流体は、下流側の第2の隔膜を第2の空間側に押し上げ、下流側の第2の隔膜と第2の突起との間に生じた隙間から移送流体が押し出される。体積変化分の移送流体の押し出しが終了すると、下流側の第2の隔膜の変形が戻って第2の突起に接触し、流路が閉塞される。 |
リサーチツールの分類 |
その他 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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