出願番号 |
特願2005-365631 |
出願日 |
2005/12/19 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
特開2007-169173 |
公開日 |
2007/7/5 |
登録番号 |
特許第4378534号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
脂肪酸アルキルエステルの製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品、輸送 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
バイオディーゼル燃料、脂肪酸アルキルエステル |
目的 |
アルコールおよびカルボン酸エステルを用いた脂肪酸アルキルエステルの製造方法において、脂肪酸アルキルエステルの収率向上を達成できる技術を提供する。 |
効果 |
超臨界若しくは亜臨界条件のアルコール溶媒、又は超臨界若しくは亜臨界条件のカルボン酸エステル溶媒を用いることによって、脂肪酸グリセリドから脂肪酸アルキルエステルへの生成反応を進行させることが可能となる。また、アルコールとカルボン酸エステルとの二溶媒系でも脂肪酸アルキルエステルを得ることが可能となる。 |
技術概要
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この方法は、原料油脂中に含まれている脂肪酸グリセリドとアルコールとの間でエステル交換する反応と、脂肪酸グリセリドとカルボン酸エステルとの間でエステル交換する反応と、を含み、これら二つの反応のそれぞれから脂肪酸アルキルエステルを得るようにするものである。この方法ではさらに、脂肪酸グリセリド相とカルボン酸エステル相との反応系に第三成分を添加して相溶化することで、超臨界条件又は亜臨界条件においても効率的にエステル交換反応を進行させることもできる。また、同様に、脂肪酸グリセリド相とカルボン酸エステル相とアルコール相との三相間についても第三成分を添加して相溶化することで、効率的にエステル交換反応を進行させることができる。「アルコールの亜臨界状態」とは、反応系内の温度が沸点以上でかつ概ね150℃以上、かつ圧力が反応温度における蒸気圧以上でかつ概ね2.0MPa以上の状態を言う。「カルボン酸エステルの亜臨界状態」とは、反応系内の温度が沸点以上でかつ概ね100〜150℃以上、かつ圧力が反応温度における蒸気圧以上でかつ概ね0.5〜2.0MPa以上の状態を言う。図1〜3に製造法の全体概念を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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