出願番号 |
特願2005-298162 |
出願日 |
2005/10/12 |
出願人 |
国立大学法人京都大学 |
公開番号 |
特開2007-106689 |
公開日 |
2007/4/26 |
登録番号 |
特許第4543177号 |
特許権者 |
国立大学法人京都大学 |
発明の名称 |
脂肪酸アルキルエステルの製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品、輸送 |
機能 |
材料・素材の製造、環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
バイオディーゼル燃料、脂肪酸アルキルエステル |
目的 |
工業生産により適する脂肪酸アルキルエステルの製造方法、より詳しくは、溶媒としてアルコール溶媒を用いない反応系であって、反応効率が良く、かつ広範な原料油脂にも対応できる脂肪酸アルキルエステルの新規製造方法を提供する。 |
効果 |
外部から反応系へ触媒を添加することもなく、脂肪酸アルキルエステルを効率良く製造することができる。また、脂肪酸とカルボン酸エステルとの間で、カルボン酸エステルの超臨界又は亜臨界の条件でエステル化反応を進行させることによって脂肪酸アルキルエステルを製造する方法では、アルコールを溶媒として用いないため、従来の脂肪酸とアルコールとをエステル化反応させて脂肪酸アルキルエステルを製造する方法とは異なり、燃料中の組成物として不適な水の発生が反応系において起こらない。 |
技術概要
 |
A工程(エステル交換反応)とX工程(エステル化反応)をベースとしたバイオディーゼル燃料の二段階超臨界工程を用いる。原料油脂に含まれる脂肪酸グリセリドを、超臨界又は亜臨界条件のカルボン酸でエステル交換して得られた脂肪酸を分別し、次に、カルボン酸エステルを用いて、カルボン酸エステルの超臨界又は亜臨界条件下で脂肪酸をエステル化して脂肪酸アルキルエステル(バイオディーゼル燃料)を得る製造方法である。この製造方法では、エステル交換反応系(A工程)に第三成分を添加することによって、脂肪酸グリセリド相とカルボン酸相の相溶化を行なうとよい。この相溶化を行うことによって、エステル交換反応を促進させることができ、例えば、処理温度を低減することが可能になる。この相溶化に利用可能な第三成分は、脂肪酸グリセリド相とカルボン酸相の相溶化に寄与する成分が広く対象となる。例えば、ペンタン、ヘキサンなどのアルカンや石油エーテルなどを挙げることができる。更に、B工程(加水分解工程)を用い脂肪酸グリセリドから脂肪酸を得る反応やエステル交換反応(C工程)を組み合わせることも出来る。図1〜4に各工程を示めす。 |
イメージ図 |
|
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|