出願番号 |
特願2007-140216 |
出願日 |
2007/5/28 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-292388 |
公開日 |
2008/12/4 |
登録番号 |
特許第4831429号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
DNA及びRNA中の核酸塩基の電気化学的検出方法 |
技術分野 |
電気・電子、食品・バイオ |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
DNA及びRNA中の核酸塩基の電気化学的検出システム |
目的 |
試料中に含まれるDNA、およびRNA中の各々の核酸塩基を標識することなく、簡便にかつ高感度に識別、定量する方法、特に目的の配列を有するDNAと一塩基多型の関係にある変異型DNAを非標識で、かつ高感度に検出する方法を提供する。 |
効果 |
DNAおよびRNA中の各々の核酸塩基を簡便に、かつ高感度に電気化学的に識別、定量することが可能となる。特に、目的の配列を有するDNAと一塩基多型の関係にある変異型DNAを非標識で、ハイブリダイゼーションさせることなく簡便、かつ高感度に低コストで検出することができる。 |
技術概要
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DNA又はRNAを含有する電解質溶液の試料中に、グアニン(G)、アデニン(A)、シトシン(C)、チミン(T)およびウラシル(U)に基づく酸化を検出可能な電位窓を酸化側に有する作用電極、対極及び参照電極を挿入し、作用電極に電位を印加して試料中の各核酸塩基の電解酸化電流を測定することを特徴とするDNA又はRNA中の各核酸塩基の電気化学的検出する。試料中の各核酸塩基の電解酸化電流と標準試料中の各核酸塩基の電解酸化電流を対比して、試料中の標準試料と異なる核酸塩基を非標識に検出する。DNAを含有する試料中の1塩基多型を非標識に検出する。電解酸化電流の測定結果を、変異に関与しない少なくとも1種の核酸塩基の単位濃度により規格化し、補正することにより核酸塩基の変異部位を非標識に検出する。作用電極が銀・塩化銀電極(Ag/AgCl)に対して2.0〜2.1ボルト(VvsAg/AgCl)の電位窓を酸化側に有する。図に示す測定装置1は、電解質水溶液を収容する反応室2内に、作用電極3、対極4及び参照電極5を配置したもので、これらの電極はポテンシオスタット6を介してコンピュータ7に接続されている。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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