出願番号 |
特願2007-121621 |
出願日 |
2007/5/2 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2008-275112 |
公開日 |
2008/11/13 |
登録番号 |
特許第5263860号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
高減速複合遊星歯車機構 |
技術分野 |
機械・加工 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
キャリア、円環枠、機械システムの駆動系 |
目的 |
設計自由度が大きく、不釣合い力が少なく騒音振動の小さい高減速複合遊星歯車機構の実現。 |
効果 |
(1)複合遊星歯車機構の歯数選択自由度をN↓p(遊星歯車の個数)倍に拡大可能である。(2)従来設計のN↓p倍の高減速比を実現可能である。(3)高コストな内歯車の使用を最小限に抑制可能である。(4)高コストな転位歯車は不要で、標準歯車のみを使用可能である。(5)不釣合い力が動的に転向せず、振動騒音が生じない。 |
技術概要
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この技術に係る高減速複合遊星歯車機構によれば、遊星歯車の僅かな非軸対称配置を許容すれば組立条件を大幅に緩和し、選択可能な歯数を2通りのうち1通りに拡大することができる。例えば、第1および第2遊星歯車機構4、5ともに、それぞれ遊星歯車の個数N↓p=3の場合、従来は歯数の候補から1/6のみを選択可能であるの対して、組立条件を緩和すると候補の1/2を選択することができる。遊星歯車を非軸対称に配置する結果、太陽歯車と遊星歯車が接触する箇所での作用力の総和は零にならず、半径方向の不釣合い力が生じる。この不釣合い力はキャリア回転と同速度で転向するため、騒音・振動を生じるおそれがある。しかし、この技術によれば、第2遊星歯車機構のキャリアは固定されているため、不釣合い力は転向しない。すなわち第1遊星歯車機構を軸対称配置、第2遊星歯車機構を非軸対称配置とすれば、組立条件を緩和しても不釣合い力の方向は一定であり、騒音・振動を生じることはない。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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